サインをする時にフルネームで書くかどうか迷う時があります。
サイン欄に指定があればそれに従いますが、自由記入だったらどうしますか?
個人的には書きやすさを考慮して名前の一部を省略したサインを書きますが、あえてフルネームで書く場合のメリットとデメリットについて考えてみました。
この記事の目次一覧
フルネームサインとは?
フルネームのサインとは読んで時のごとく名前を姓名すべて書くことを意味します。
例えば私の場合だと『守屋祐輔』と書いたり『Moriya Yusuke』『Yusuke Moriya』が該当します。
名前が全て表記されるため誰が書いたか一目瞭然ですね。
フルネームサインのメリット
フルネームでサインをするメリットについて考えます。
まず先にも挙げた通り、誰が書いたかわかりやすいという点がありますね。
サインは必ずしも他人が読める必要はありませんが、フルネームだと判読するためのポイントが必然的に多くなります。
サインを解読するコツはこちらで紹介しています。
また、名前がきちんと書かれてあることで信頼性が高まりますし、誠実な人という印象を与えることにもなります。
サインのデザイン次第ではスタイリッシュさを強調することにもつながりますね。
サインが長くて複雑になるほど真似されづらくなるため、セキュリティ面で見ても安心感が増します。

メリットとは少し異なりますが、英文契約書を締結する時は基本的に英語の名前でフルネームサインをします。
このとき、名字はすべて書くけど下の名前は1字で省略していいという決まりがあったりします(Y. Moriyaなど)。
海外でのサインは日本のハンコと同等の効力があるため、正式な文書にサインする機会がある人は事前にどういうサインをする必要があるか確認しておくようにしましょう。
フルネームサインのデメリット
一方、フルネームは文字数が必然的に多くなるので書く時間が長くなりがちです。
例えばクレジットカードのサインを漢字フルネームにしてしまうと、買い物のたびにサインの時間がかかって面倒くさく感じることもあるでしょう。
サインはサラサラとスマートにいきたいところですね。
デザインがしっかりしていないと落書きのように見られる可能性もあり、信頼性・品位が損なわれることもあるでしょう。
サインは毎回同じ形である必要があるため、長くて複雑なフルネームサインだと再現性が保てなくなるかもしれません。
フルネームサインを持つべきか?
メリットとデメリットがあるフルネームサインですが、状況や立場に応じて使い分けるのがおすすめです。
要するに
- フルネームサイン
- 省略したサイン
の2つを持っておき、サインする場面に応じて適した方を使うのです。
基本的な考え方としてサインをコロコロ変えるのはおすすめしません。特に契約書や申込書、クレジットカードなどは一度書いたサインがその人を表す証拠になりますので、常に同じデザインを使い続ける必要があります。
そのため、正式な書類にはフルネームサインを使い、クレジットカードや社内回覧用の資料など重要性の低い場面では省略したサインを使うという具合です。
クレジットカードのサインは必ずしもフルネームサインである必要はないので、再現性を持って書ける書きやすいサインがおすすめです。ただし、あまりにも簡単すぎるデザインだと悪用される可能性もあるので、そこはしっかり考える必要がありますね。
シチュエーションに合わせたサイン、作成します
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- 会社の代表として
- クレジットカード用として
- サイン色紙用として
など、同じ文字構成でも用途に応じた雰囲気で作成することが可能です。
オーダーお待ちしております。
ご署名ネット代表 兼 デザイナー
守屋 祐輔

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- サインで銀行口座を開設しました
- ボールペンの太さは1.0〜1.2mmがおすすめ
- 脱ハンコはサイン文化促進にはならない
- 鬼滅の刃のサインを創作してみました
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