アイドルが書くようなかわいいサインの作り方をプロが解説します。
ひらがな、英語、漢字、キャラクター、記号などたくさんのパターンで紹介します。
この記事の目次一覧
かわいいサインの例
まずは誰が見ても「かわいい!』と感じるサインを並べてみましょう。




ここにあるのは全てご署名ネットがオリジナルで作成したものばかり。
どうでしょう、どれもアイドルが使っていそうなかわいいサインばかりですね。
こういうサインを作れるようなテクニックや考え方をここではたっぷり紹介していきます。
かわいさの概念は人によって異なります。ここでは主にアイドルのようなかわいさを表現するサインを紹介していますが、他にも応用がきくテクニックがたくさん含まれていますのでぜひ参考にしてみてください。
もちろん、ご署名ネットにお任せいただければ思わず「かわいいっ!」と叫んでしまいたくなるようなクオリティで作成いたしますので、ぜひお申し込みください。

真白みのり様
かわいいサインに共通する書き方・作り方のテクニック6選
かわいいと言われるサインを書くにはテクニックが存在します。
ここで紹介するテクニックは1つだけ使っても合わせて使っても効果があります。
色々組み合わせてみて使いやすいものを取り入れてみてください。
テクニック1:曲線や波線を使う

かわいいサインは柔らかい線を使うのが大原則です。
線の使い方1つで見た目の印象は大きく左右されます。
ぐるぐる書いた波線もかわいさポイントの重要点。積極的に取り入れましょう。
直線はなるべく使わないほうがかわいさを全面的にアピールすることができますが、要所要所で入れるのはいいでしょう。
トゲトゲした表現の線は避けましょう(上の画像の星は例外です)。
トガッた線は攻撃性を表しますので、可愛いサインとは正反対の性質を持ちます。
すでにサインを持っている人は、直線やカドに丸みを付け加えるだけで雰囲気がガラリと変わるでしょう。
テクニック2:顔やマークを入れる

サインの一部に顔やハート、星、音符などを入れることによりかわいらしさを直接アピールします。
その人の特徴を表すものをデザインに織り交ぜるのもおすすめのテクニックですね。
例えばツインテールがトレードマークならサインの両端にツインテールを入れるなどわかりやすいです。
一番人気はなんといってもハートマークでしょう。
特に名前にアルファベットのMが入っている人は大チャンス!
Mの形を少し変えるとハートに見せることができるため、簡単にかわいさアピールができますよ。

上の画像のように名前の中にマークを入れ込むとバランスがいいのですが、マークだけ独立させてサインの隣に書いてもいいですね。
名前の線の一部を利用し、キャラクターの顔を入れるだけでもかわいいサインに仕上がります。

サインを書く場所や相手に合わせて表情も変えられますし、グッとかわいさを出すことができるお手軽なテクニックです。
一方でやや幼い印象を与えてしまうことにもなるため、どのような自分を表現したいのか(相手にどう見られたいのか)を考えた上で使うようにしましょう。
テクニック3:足しすぎない。空間・隙間を意識する

かわいさを求めるあまり、顔やマーク、トレードマークをいれすぎないようにするのもポイントです。
サインの余白にあらわれるセンスもかわいいサインの特徴の1つで、足しすぎず逆に引いてみることも大切なんですね。
サインに入れるポイントは1つにとどめておきましょう。
過剰に長い線を使っていたりしませんか?
マークや記号が多すぎたり、ぐるぐる巻いた線が多すぎたりしないでしょうか?
引き算で考えてみることも大切です。
テクニック4:角度を意識する

サインは直立や水平である必要はありません。少し右上がりにしてみたり、文字全体が緩やかなカーブを描いてもいいんです。
動きを付けるとサインが生き生きします。かわいさを表現するなら斜めの角度を取り入れるといいでしょう。
直立や水平は安定感・誠実さ・真面目さを表現し、斜めのバランスは元気・スタイリッシュ・活発なイメージを表現します。
テクニック5:太いペンを使う
細い鉛筆やボールペンでサインを書くと線が貧相になり、せっかくの可愛さが半減してしまいます。

上の画像のように、使用するボールペンの太さで見た目の印象が大きく変わることがわかりますね。
狭いスペースに書く場合は最低でも1.0ミリ以上のボールペン(万年筆だとM(中字)以上)がおすすめです。
サイン色紙やもっと大きな紙面に書く時はマッキー(太・細の両方が使えるタイプ)がいいですね。
ペンが太くなると書きやすさも向上するため、繰り返し書いても手が疲れにくいというメリットもあります。
テクニック6:文字の大きさはバラバラにする
サインの文字の大きさはバラバラにすると、デザインに動きが加わってかわいいサインを作りやすくなります。

必ず全ての大きさを変えなければいけないわけではありません。1つだけ小さく表現する、逆に大きく表現するなどバランスを敢えて崩してみましょう。
上の画像では文字の大きさを変えるテクニックに加え、『テクニック2:顔やマークを入れる』も複合した合わせ技となっています。
クレジットカード向けのかわいいサインの作り方・書き方
ここからはより具体的なケースを想定したかわいいサインの作り方・書き方を紹介していくことにしましょう。
まずクレジットカード向けのかわいいサインを作る場合、ネックになるのは決められたサイン枠です。

この枠の中に収まるようサインをかわいく書く必要があります。
高さは出せないので横の長さを活かすわけですが、ここでポイントになるのはクレジットカードのサインは何を書いても大丈夫という点です。
☆でもいいし♡でもいいし♪でもいいんです。
セキュリティ面から正直あまりおすすめはできませんが、かわいさを重視したいなら何を書いてもOKという利点を活かしてかわいさに全振りするのもいいでしょう。

例えば上のように♡マーク、☆マーク、動物の顔を入れたり、サイン枠を目一杯つかってかわいらしさを表現してみます。
一般的にクレジットカードのサイン欄は漢字もしくはローマ字でフルネームと誤解している人が大多数のため、マークや記号を入れるとかわいさのアピールにつながるでしょう。
注意点として、必ず再現性のあるデザインを選びましょう。
ようするに同じ形を繰り返し書くことができるデザインにしましょうということです。
クレジットカードは本来サイン欄のサインと自筆サインの整合性が取れる必要があります。
残念なことに日本でそこまで細かく見る店はごくわずかで、大半が確認すらしない店がほとんどでしょう。
しかしいつ自筆サインを求められるかわかりませんし、そこで堂々とサインを書けないと本人確認されてしまう可能性もあります。
どれだけ複雑なデザインでもカード機能は問題なく利用できますが、再現性のあるかわいいサインを書くようにしましょうね。
ひらがなのかわいいサインの作り方・書き方
ひらがなは基本的に柔らかい曲線を使った文字が多いため、かわいい雰囲気を出しやすいといえます。
ひらがなの特徴をそのままサインに活かせばいいので、初心者向きともいえますね。
その一方で漢字や英語と比べるとひらがなサインはバランスを保つのが難しい面があります。
ひらがなはシンプルな線で構成される文字ですが、シンプルな形をサインらしく仕上げようとすると元の形が崩れ、見慣れたひらがなに違和感を感じてしまうのです。
そのため、ひらがなサインをかわいく書くためにはひらがなの形を活かしたサイン作りがおすすめです。
『ん』を口として使う

『ん』が名前にある人は口としてイラストを取り入れるといいでしょう。
自分の髪型を書けば似顔絵として認識してもらえますし、全体を見た時に華やかな雰囲気になりますね。
『ん』以外の文字はイラストの雰囲気に合わせて調整します。
上の例ではホワッとやわらかい癒やし系のしーちゃん(仮名)をイメージして作成したため、『しーちゃ』も全体を包み込むような優しい形で統一しています。
文字をハッキリしっかり書く

かわいいサインを書く場合、例のように1つ1つの線をしっかり止めてハッキリ表現する方法もおすすめです。
スタイリッシュさは無くなりますが、ポップで元気なイメージを出していると思いませんか?
上の例は音楽関係に携わる女の子をイメージして作ったサインです。
『あ』がト音記号を表現し、『ず』の点々が音符になっています。
その人の職業や仕事を表す象徴的なものをサインに織り込んでかわいいサインに仕上げるのは上級テクニックといえるでしょう。
クールさとかわいらしさのコントラスト

『か』と『ほ』は勢いのある線で構成し、どことなくクールな印象を与えるひらがなサインですが、よく見るとハートマークでさりげないかわいらしさをアピールしています。
普段はクールで冷静な雰囲気の人が使うとギャップを与えることができるでしょう。
赤線で示したように強調する2本の線が並行になるよう書くことでバランスを取ることができます。
ひらがな本来の形を残しつつ、人間の感覚に訴えるような見えないこだわりを取り込むことで、サインを見た人をひきつける力を創造するのです。
和っぽいかわいらしさ

ひらがなの形を活かし、流れるような線で文字を表現したサインです。
これをクールと受け取るかかわいいと受け取るかは人によって違いますが、違った見方のかわいらしさもまたいいのではないでしょうか。
崩し字をサインのように使うことで和の要素を取り入れています。
一般的にかわいいサインというとアイドルのような元気はつらつ、キャピキャピしたイメージが浮かびますが、そんな中にこのサインがあったら目を引くこと間違いなしです。
シンプルな形ほど難しい
ひらがなはシンプルな形ゆえ、簡単にサインが作れそうな気がするのではないでしょうか。
しかし、実際に作ってみてわかるのは、シンプルな形こそ難しいということ!
バリエーションが少ないがゆえに崩し方も似た形になってしまい、意外と苦戦してしまうのです。
私も数多くのサインを作成させていただいていますが、ひらがなサインは実は難易度高めです。
頭をひねってウンウンうなりながら作るサインも楽しいとは思いますが、ぜひ経験豊富なご署名ネットにお任せいただければ、素敵なデザインでお作りしますよ。

真白みのり様
カタカナのかわいいサインの作り方・書き方
カタカナをかわいく表現する時はひらがなと同じように元の形を活かすのがおすすめです。
しかしカタカナは角がとがっている文字が多く、そのまま使うと堅苦しくなってしまうため、少し手直しをしたり記号・顔を用いると作りやすくなります。
似たつくりを連続させる

カタカナでユウコと書くとどれも同じつくりに見えますね。そこを活かして上の画像の波のような表現を取り入れています。
カタカナ特有のカクカクした角を取り、丸みを帯びた形にするのがコツです。
波の形だけでもオリジナリティの高いサインですが、さらにアレンジを加えて波をうさぎの耳に見立てるデザインに仕上げています。
線を引っ張ってみる

カタカナ特有というわけではありませんが、名前の下に横線を引っ張っるだけでもかわいらしさが表現できます。角を取るのは忘れないように。
『チカ』と書くだけでは味気ないので、『チ』の払いと『カ』のハネを同じ向きに揃え、『チ』の横線と『カ』の横線が並行になるよう意識しています。
シンプルな文字に一手間加えると雰囲気が変わるいい例です。
読めないカタカナにする

上のサインはサオリとカタカナで表現していますが、まず読むことはできないでしょう。
鳥が飛んでいる風にしかみえないですよね。実はこんな構成になっています。

ポイントは『オ』です。
ぐるりと円を書いているように見えて、言われれば『オ』にも見えてくるでしょう。かわいらしい鳥がトレードマークになるかもしれませんね。
サインは必ずしも読める必要はないので、思い切って判読性を捨てる覚悟も必要かもしれません。
身体の特徴に結びつける

巻き髪、メガネ、ロングヘアーなど身体的特徴をカタカナで表現してみてはどうでしょうか。
上の例は『ヨ』『ノ』でゆるくカールした髪を表現した女性のサインを作ったものです。

『シ』で目と口を表現しているのがわかると思います。同じようにあなたの名前に『シ』があれば顔をサインに取り入れることもできますね。
前髪とハートは後付けです。かわいらしさを表現するために好きなマークを入れてもいいでしょう。
漢字のかわいいサインの作り方・書き方
漢字をかわいく見せるのはかなり上級テクニックが求められます。
カタカナと同じで角を取って丸く見せるのは基本ですが、囲みやイラスト化、大胆な崩しがポイントになります。
文字を柔らかい線で囲む

文字全体をぐるりと囲むのはおすすめのテクニックです。
とりあえず・・・という言い方は雑ですが、囲むとなんとなくそれっぽい雰囲気を演出することができます。
ただ囲むだけでなく、続けて漢字の線につながればベストです。
上の例は『佳』の字でぐるぐると表現した箇所につなげています。
もちろんマークを入れるのも効果的ですので、適宜散りばめてみましょう。
漢字から連想するものを入れる

漢字を見て連想するイラストやマークを入れるとサインのオリジナリティが高まります。
上の例では『鶴』の字から羽のイラストを『千』に使っています。
無理に字の一部に入れなくても羽だけ独立したイラストで最後にチョコンと書くだけでもかわいさはアップしますね。
羽のイラストは字に関わらずかわいいポイントを増す効果があるので積極的に取り入れていきましょう。
漢字をイラストで表現する

読みづらくなりますが、漢字をイラストで表現するテクニックもあります。
上の例は『風』の字を猫の顔で表現しました。耳やヒゲは完全に後付けで、鼻と口は『虫』の箇所を表現し、猫の輪郭がかぜがまえ(几)の部首を表現しています。
最後に星マークをあしらうことでかわいさもアップです。
もう少し可読性の高いサインがいい場合は、文字の一部にイラストを入れてみてもいいでしょう。

このサインは『宮』と『美』の字の中にハートマークを入れた例です。
ハートのサイズを変えると異なる印象のデザインにもなりますので、いろいろ調整することができますね。
『宀(うかんむり)』のある漢字や、『美』を使ってサインを作りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
漢字をゆるく崩す

複雑な字をゆる〜く表現し、脱力系のかわいさを表しています。
『優』の字が複雑ですが、そこをかなり省略しながらハートマークを入れて表現しました。
続く『衣』も全体の雰囲気に合わせて柔らかく崩し、これらが組み合わさってかわいい漢字サインになります。
複雑な漢字は崩す。このルールを覚えておきましょう。
漢字と他の字を組み合わせる

漢字だけではどうしても堅い印象になりがちです。
そこで、あえて漢字の名前をひらがなで表記し、漢字+ひらがなで作ってみるといいかもしれません。
上の画像は『新田かおりさん(仮名)』のサイン例ですが、漢字とひらがなを組み合わせたデザインです。
大きな『か』が丸い雰囲気を出し、かわいらしく仕上がっていますね。
また、漢字をゆるく崩すテクニックも取り入れていますので、何も知らない人が見たら、まさかこのサインが漢字を崩したものとは思わないでしょう。
表現したい雰囲気に合わせて崩す

春風さくらさん(仮名)のサインは、その名の通り春やさくらといったやわらかい古風なイメージを表現したいと思っていました。
字体はそれに合わせて緩やかな線をつかっているのが特徴です。
余白を効果的に取り入れ(テクニック3参照)、かわいい印象を強調している点にも注目です。
また、さくらの花びらのイラストを入れがちですが、あえてイラストは取り入れず、名前の下に緩く引いた曲線で散る花びらの軌跡を表現しています。
見せたい雰囲気や印象を最初にしっかり決めることで、それに合わせたデザインが可能になります。
異なる書体を参考にする
漢字の崩し方アイディアが生まれない!という人は、同じ漢字でも異なる書体を参考にすることをおすすめします。
例えば草書体(崩し字)や中国語の簡体字がそれに該当します。
草書体(崩し字)は漢字の速記を目的とした古来の字体で、簡体字は中国語を簡略化した字体です(簡体字の一部は草書を取り込んだ字も存在します)。
例えばこちらのページでは草書を含めた色々なフォントを一度に表示することができます。

また、こちらのページでは日本語の漢字と中国の簡体字を比較することができます。

色々なツールを駆使して比較してみましょう。
漢字の崩し方も参考に
『漢字サインの作り方・書き方・崩し方のコツを現役プロが紹介します』では漢字サインの具体的なテクニックを紹介しています。
かわいいサイン作成において参考になることもあるかもしれませんので、併せて御覧ください。
英語(ローマ字)のかわいいサインの作り方・書き方
サインの定番ともいえる英語(ローマ字)でかわいいサインを作る方法はたくさん存在します。
縦横無尽にアルファベットの線を遊ばせて崩すとかわいさの表現につながります。
字の形にとらわれず大胆な線で表現してみましょう。もちろん柔らかい線やイラストを入れることも忘れずに。
2段で作る

サインは横一直線にする必要はなく、上下2段にわけて作ると立体感が増してかわいさが強調されます。
先頭の文字を大きく書くと全体のバランスが取りやすくなります。
アルファベットのi(アイ)を音符に置き換えるだけでもかわいさが伝わるのではないでしょうか。
大胆に全体を囲む

アルファベットでサイン全体を囲むと視線が自然にその場所に集中してひきつける力が強まります。
Nの線をやさしくカーブさせることで柔らかい雰囲気を表現し、Aの横線を基準線として残りの文字をバランスよく配置してみました。
i(アイ)の点をハートで表現するとかわいさが増しますよ。
線の先を遊ばせる

字の先頭やお終いの線を遊ばせて丸みを持たせることでかわいさを表現します。上のサイン例では、
- 線の遊び
- Yの下側でハートを表現
- Yの横線を水平にする
- 全体が直立したまっすぐなイメージ
の4つのテクニックを駆使し、パッと見た時のバランス感の良さを与えています。
細かいテクニックが1つになると大きな効果につながる例です。
文字の形からイラストを連想してみる

アルファベットの形を犬の耳としてイラストを取り入れた例です。
Hの横線もうまく犬の輪郭を表現するのに役立っています。
『aruka』の文字は適度に崩すことで知的なクールな性格を表現しつつ、犬のイラストでおちゃめなかわいい部分も表しています。
イラストを独立させて単体で入れてもいいのですが、文字をうまく利用すると一体感が増して印象深いデザインに仕上がります。
イラストありきでサインを作る

イラストが得意な人は、サインに使いたいイラストを先に準備し、その形に合わせてサインを作るテクニックがあります。
この画像は蝶のイラストを最初に準備し、その雰囲気に合わせて作った “Kumi Omiyaさん(仮名)”のサインです。
蝶の一部を先頭のKと合体させ、アルファベットの線を緩やかにカーブさせて雅な雰囲気が感じられるサインに仕上げました。
テクニックを組みあわせる

テクニック同士を組み合わせて作ってみましょう。
ここでは『曲線や波線を使う』と『イラストを入れる』のテクニックを一緒に使ってみました。
まず、AとKは曲線を使って丸く柔らかい特徴的な印象を出しました。
さらに羽や星のイラストを入れることで、まるでアイドルが色紙に書くようなかわいい印象のサインに仕上がりました。
画像のように、使用するペンを変えるとそれだけでもかわいい雰囲気アップにつながりますね。
筆記体のかわいいサインの作り方・書き方
見た目がかっこいい筆記体サイン。
でも実はあのほとんどは筆記体の字体を意識して書いているものではなく崩しているだけという理解が正しいのです。
筆記体の形はこうあるべき!という頭があると自由なサインの発想の邪魔になってしまうので、筆記体本来の形にとらわれることなく、いかに効果的に形を崩せるかという視点で作るのがコツです。
筆記体は書きやすさを重視した字体です。
それをかわいくアレンジするため、必然的に判読性が低くなり、読みづらいサインに仕上がります。
上下の幅にとらわれない

文字に意図的に高さを持たせて厚みを出したデザイン。
Zは元から高さのある筆記体ですが、Nと i はわざと下側に線を伸ばしています。
横一直線の形を外して自由自在に空間を使えるようになると、かわいいサインの幅も増えるでしょう。
角度をつける

サインを斜めにするだけで雰囲気がガラリと変わります。
このサイン例は最後にハートマークを入れることで小さくアピールしています。
シンプルな文字がかわいさを引き立て、おしゃれなかわいさを表現しています。
筆記体の要素を残しつつ崩す

筆記体の流れるような線を一部残しながら文字をつないでいます。
Aの横線が左から右に突き抜けているのが特徴的ですね。
ゆるやかに横線をカーブさせることで全体のかわいさ感を演出するだけでなく、勢いも感じさせています。
同じ形を繰り返す

小さい山を連続させて凹凸をハッキリ表現させたかわいいサイン。
やわらかい線とハートマークが特徴です。
『aru』の箇所は大胆に崩しを取り入れているのでパッと見ただけでは読みづらいデザインですが、サインは必ずしも判読性を求められるものではありません。
時には大胆に見た目重視で作ると枠を外れた形に仕上がることがあります。
筆記体風のサインの作り方も参考に
ご署名ネットでは主に書類や契約書などで使う筆記体風のサインの作り方も紹介しています。
かわいいサイン作りの参考になることもあるかもしれませんので、ご一緒に御覧ください。
余白をつかったかわいいサインの作り方・書き方
デザインは要素を詰め込みすぎると訴えたいポイントがボケてしまうため、限りなく引き算して作ることが求められます。
かわいいサインを作る時も出来るだけ線をシンプルにし、余白を使って表現することを意識してみましょう。
文字の起伏を最小限に抑える

文字の特徴を見抜き、伸ばす線を限定し、それ以外の起伏を最小限に抑えるテクニックです。
上の例では『K』の縦線、『Y』の下線のみを伸ばし、それ以外はほぼ平らな線で表現しました。
判読性は低いものの、全体的にスッキリしたシンプルな印象をかわいいと捉える方もいらっしゃることでしょう。
サインはどうしても複雑な線の組み合わせという印象が強いため、あえて逆の路線でいくとオリジナリティの高いデザインに仕上がるのではないでしょうか。
文字の大小を考える

大きな文字を1つ中心に据え、その近くに残りの文字を小さく配置して余白を意識したデザインにします。
あえて顔やマークを入れず余白を活用したスッキリした印象のサインですね。
ひらがなを使って線をやわらかく表現していることもあり、優しいふんわりしたかわいい印象を与えることができるでしょう。
線を長く伸ばして余白を作る

線の一部を長く伸ばして強制的に余白を作ることで全体のバランスに余裕を生み出すテクニックです。
上の例では『ま』の横線を伸ばすことで文字の右側に余白をつくっています。
これはもちろん漢字やアルファベットの時にも使えるテクニックです。
一部の線を長く伸ばして空間を確保することで、異なる角度からかわいいサインを作ることができます。
このまま余白を活かしたかわいいサインとして使うこともできますが、空いたスペースにサインをあげる人に対する短いメッセージを書いたり自分が好きな言葉・信条など入れてもいいですね(余白を潰すことになるためほどほどに…)。
イラストと組み合わせる

かわいいサインの鉄板、イラストを入れるのもおすすめです。
限りなく要素を減らすことを目的にしていますが、上のサインの例では『ANAE』の下側に広く余白があるため、顔のイラストを入れてもごちゃごちゃ印象にはなりません。
全体の仕上がりをみたバランスが大切なのです。
アプリを使ってかわいいサインを作る
イラスト制作アプリを使うと専用ペンでかわいいサインの雰囲気を演出することができます。
例えば実際に私がサインデザインで使用しているアプリ “Procreate(iOS)”には『ライトペン』という種類のブラシが用意されています。
これを使うと線の周囲が光っているエフェクトを出すことができるため、アイドルが使うサインのようなデザインが可能なのです。

ライトペンでサインを書くとこのようになります。


普通に線を引くだけでもかわいい雰囲気に仕上がりますね。
これにグラデーションで色付けしても異なる雰囲気のサインとして使うこともできます。

もちろんこの手法が使えるのはサインを画像データとしてプロフィールページに掲載したりSNSで広げたい時に限ります。
実際に本物のペンと紙を使ってサインする時にはライトペンは存在しませんので、あくまでかわいく見せるテクニックとして使ってみて下さい。
制作の過程を残しましょう
サインを作る時に色々なデザインを書くと思いますが、ぜひそのデザインは消さずに残しておくことを強くおすすめします。
できれば紙とノートを使って成長の過程がわかるようアナログに練習するといいですね。
練習しはじめの頃のデザインと、ある程度慣れてきた頃のデザインを比べると大きく成長していることがわかり、サイン作りの励みになるでしょう。
また、ボツになったはずのデザインからヒントを得ることもあり、アイデア同士を組み合わせて新しいデザインが生まれることもあるのです。
サインを書くスピードは気にしなくていい
書類や契約書向けにおすすめするかっこいいサインは、基本的に2秒〜3秒で書き終えるデザインをおすすめしています。短い時間でサッと書く姿勢もかっこよく見せる重要な要素の1つだからです。
しかし、かわいいサインを書くにあたって書き終えるスピードはそれほど重視しなくてもいいというのがご署名ネットの考え方です。
デザインでイラストや記号を使うので所要時間が長くなることに加え、時間がかかっても一生懸命書いてくれているという事実がファンの心を掴むこともあるからです。
慣れてくればスピードは確実に向上しますし、あせることはありませんよ。
崩し方の基礎基本をもう一度学んでみましょう
ここで紹介したテクニックはいわば上級編・応用編にあたります。
サインの崩し方の基礎基本は別にあり、それらができて初めて上級・応用テクニックが活きてくるため、こちらの『サインの崩し方基礎・基本』でもう一度勉強してみましょう。
基礎基本だからといってあなどることなかれ。
これまで数多くのサインを作成してきた私も、基礎に戻るとひらめきを得られることがよくあるのです。
ぜひプロにお任せください
自分でサインを作るのは楽しい半面どうしても時間と労力がかかります。
そんな時はぜひご署名ネットにお任せください!作品例のようなかわいらしいサインを圧倒的なクオリティで作成します。

真白みのり様
YouTubeでも紹介中
かわいいサインの作り方をYouTubeでも紹介しています。動きがあることで書き方がわかりやすくなっています。

▶▶アイドルや芸能人のようなかわいいサインの作り方(YouTube)
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万人に受けるかわいいサインはない
自分はかわいいと思ったサインでも、それが世の中全員に共感されるとは限りません。
美的感覚は人によって違いますし、全員からかわいいと思われるサインはこの世の中に存在しないのです。
少しでも多くの人に認められたい気持ちを尊重するならここで紹介したテクニックを使うと効果的ですが、それも100%の成果を保証するものではないのです。
『この人といえばこのサイン!』と世の中に認知されるまで使い続けること。これが実は重要だったりするのです。
ご署名ネット代表 兼 デザイナー
守屋 祐輔

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書き方コンテンツ一覧
テクニック・考え方・コラム編
- 【初心者向け】サインの崩し方の基本
- サインと署名の違い
- サインの使い道と用途を紹介します
- アルファベットを崩す時のコツ
- 縦書きサインの作り方のコツ
- 英語サインの名前の省略の仕方
- サインを解読する5つのテクニック
- サインを作る具体的なアイデアを紹介します
- ボールペンの太さは1.0〜1.2mmがおすすめ
- 英語契約書のサインのルール
- サインの歴史と日本の印鑑
用途別編
- かっこいいサイン | かわいいサイン | クレジットカード向けサイン | 漢字サイン | 筆記体のようなサイン | イニシャルサイン | シンプルなサイン | カリグラフィサイン | 芸能人・有名人みたいな色紙向け | プロ野球選手向け | 社長・経営者・専務・部長向け | 電子サイン | スケッチや絵画向けサイン | ウォーターマーク・コピーライト向けサイン
- A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z
創作サイン
12 件のコメント
どうやってアイドルみたいなサインを書くか悩んでいたので、助かりました。ありがとうございます。
ご参考になったようで何よりです!ぜひかわいいサインをつくってください!
まだサインが決まってないのですが、英語か漢字かも決まってないのですがどうしたら決まりますか?
お問い合わせありがとうございます。
アイドルや人前に出る活動をされていらっしゃる方でしょうか?
もし活動する上で縛りがある(グループで英語の名前に統一している、漢字で統一しているなど)があればそれに従うといいでしょう。
特に縛りがない場合は、目指したい理想像やコンセプトから選ぶのがおすすめです。
クールなキャラで売りたいなら英語サインにしてみる。妹キャラで売りたいなら柔らかいひらがなサインにしてみるなど、ですね。
特にそれもない場合は、見た目の好みや書きやすさ、憧れの人のサインの雰囲気に似せるなどで作るといいと思います。
サインは一度作っても後から変更することができます。
例えばまず英語サインを使ってみて合わなければ漢字にしてみる。漢字サインをしばらく使ってみてしっくりこなければ、漢字の一部をひらがなにしてみるなど、どんどん形を変えて使われると理想形に近づきやすいと思います!
あの、アイドルではないけど 可愛いサインを作りたいんですけど、一華という名前なんですが
少し考えてくれませんか?
もし私が作るなら、ベースとして柔らかい曲線を使ったデザインに仕上げると思います。
華の字を中心にフワッとした印象ですね。
お名前を縦書きにすると左右対称の形になることもポイントの1つですね!
アイドルとかではないのですがサインを考えていてひらがなかローマ字でどっちがいいか悩んでいます。どちらのほうが良いと思いますか。
ちなみに名前は「ねぃ」です。
お問い合わせをありがとうございます。
ひらがなとローマ字はそれぞれに特徴や書きやすさがありますので、表現したい雰囲気やサインの用途、使われる媒体をもとに考えることが多いです。
お名前だけを拝見すると、ひらがなが持つ柔らかさを活かしたひらがな表記がいいようにも感じましたが、クールさやスタイリッシュさを表現したいならローマ字かも、となかなかなかなか判断が難しいところです。
偶然にも、ひらがな表記の「ねぃ」とローマ字表記の「Nei(nei)」は字数や文字の形が似ていることを考えると、文字の崩しを活かしてひらがなにもローマ字にも読めるミックスしたサインというのも1つの手です。
サインは可読性が求められるものではありませんので、何と読むかはサインを見た人に判断を委ねるとして、もし聞かれたら実はひらがなとローマ字を混ぜたサインです、とすると話題性が出るかもしれませんね。
もしご希望がありましたらご署名ネットでも作成をお手伝いさせていただきますので、お気軽にお申し込みください。
→お申し込みページ
こんにちは
名前は友花(ゆうか)です。
人のサインを見ても可愛く描けません。
どうしたらいいですか?教えてください。
お問い合わせありがとうございます。
もし漢字が難しい場合はひらがなやカタカナに変更してみるのはいかがでしょうか。
漢字は堅い印象に仕上がることが多く、ひらがなやカタカナは柔らかく仕上げやすい文字です。
漢字にこだわりがある場合、余白を広く取るといいかもしれません。
友花の字は画数が少なく、線同士の余白を取りやすい字ですので、ゆったり大きめに書くといいですね。
どうしても難しい場合はご署名ネットでお手伝いさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
お申し込みページ
https://gosyomei.net/moushikomi/
英語でyua Nanoという字で可愛くサインを書くにはどうしたらいいですか
お問い合わせありがとうございます。
パッと浮かんだのは、yを数字の3のように表現し、上側の膨らみを大きく柔らかく書き、全体を包み込むようなイメージです。
残りの文字は膨らみの内側にまとめてしまい、いずれも崩した感じの柔らかい文字で統一することで、ふんわり優しい仕上がりになりそうです。
あとは文字の形を活かしてキャラクターや動物の顔・イラストをいれてもいいですね。