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サインの作り方 イニシャルSの書き方

守屋祐輔

守屋祐輔

ご署名ネットの代表兼デザイナー兼サイン専門家。これまでに2,300人以上、14,500点以上のサインを作成し、TV、ラジオ、雑誌なども出演。個人・業界人問わず、プロスポーツ選手、東京2020メダリスト、声優、アイドルのサインなど幅広く手掛けています。

ここではアルファベットSを使ったサインの作り方、Sの崩し方をご紹介しています。

この記事の目次一覧

サインの書き方「S」について

曲線のみで構成されたS。

日本人の名前でも頻出するアルファベットですね。

Sはバランスがとても難しい文字ではありますが、サインを書く時はそれを逆手にとり、アンバランスさの中にある独自性を前面に出すことで、オリジナルサイン作りに活かすことができます。

具体例を見ていきましょう。

一本線のようにシンプルに、そして長く伸ばして繋ぐ

Shingo

縦1本線に見えるSですが、実はよく見ると微妙にカーブを描いています。

曲線を出来る限り取り払ったSですが、このような使い方もできます。

この際、線は意識して長めに書くことをおすすめします。あまりにも短い縦線にしてしまうと、他の文字と区別がつかなくなったり、他の文字の構成の一部に見えてしまうことがあるからです。

ポイント

  • 線を水平に保つように意識すると、美しく仕上がります。
  • 例: Shingo → Sからhへと流れるように繋げる

Sの勢いをそのままに、大胆に右側に伸ばして繋ぐ

Shingo

Sの最初のカーブを大胆に右側に伸ばしたサインです。

Sとして読みづらいかもしれませんが、全体のバランスを考えた時には効果的な崩し方といえます。

この文字のように、はじめから長い線を書くサインの場合、仕上がりの全体像の大きさをあらかじめ決めることができます。

バランスを取りやすい構成なので、サイン初心者の方におすすめといえます。

ポイント

  • 最初に大きくSを書くことで、サイン全体のサイズ感が決まり、バランスが取りやすくなります。
  • 例: Sakura → 大きく書いたSを、次の文字であるaに巻きつけるように繋げる

コンパクトにまとめて、スタイリッシュな印象に

Shingo

Sの書き始めを大きく左側に取ることで横長の印象に仕上げるサインです。

線の長さを一部変えるだけでもサインの印象は大きく異なってきます。

私が作るサインは書きやすさとスタイリッシュさを重視して大胆な線を取り入れることが多めです。

作りたいサインのイメージに合わせて線の長さを決めましょう。

ポイント

  • 線の強弱をつけることで、より洗練された印象になります。
  • 例: Sota → コンパクトにまとめたSを、次の文字であるoへと滑らかに繋げる

縦長のSで、存在感をアピール

Saito

補助線を大きく上下にはみ出すような縦長のSはいかがでしょうか。

サインの先頭に重心を置くことで、他のデザインにはない大きな特徴を表現することができます。

ポイント

  • 縦長のSの後に続く文字は、少し小さめに書くとバランスが良くなります。
  • 例: Saito → 縦長のSでサイン全体を縦に強調する

直線的なSで、シャープでモダンな印象に

Shingo

すっきりしたシャープな印象を与えるため、Sだけでなく、他の文字も限りなく曲線を省き、直線で表現したサインです。

直線のみなのでとても書きやすいという特徴があり、スマートな雰囲気も漂わせます。

ポイント

  • 他の文字も直線的にアレンジすると、統一感が生まれます。
  • 例: Shunya → 直線的なSと、他の文字を組み合わせて、スタイリッシュなサインに

Sで全体を包み込む、ダイナミックなデザイン

Shingo

Sを大胆に大きく書き、サイン全体を包み込むようなデザインにしてみました。

このSはバランスが取りづらく、最初のうちはキレイに書くのが難しいかもしれません。

Sを最初に書くか、それともigeoを先に書いてシメにSを書くか、書きやすい方を採用してください。

サインには決まった書き順は存在しません。あなたが書きやすい方法で書けばいいんです。

ポイント

  • Sを最初に書くか、最後に書くかによって、バランスの取り方が変わります。書きやすい方法を選びましょう。
  • 例: Saki → Sでakiを包み込むように書く

筆記体で美しく繋いで、上品で洗練された印象に

Shingo

Sの筆記体の大文字をシンプルに使っただけですが、おしゃれな雰囲気に見えますね。

Sの独特な形はそのまま使い、残りの文字を崩してサインらしく見せています。

デザイン性が高いため、Sの書き始めの線を画像のようにくるりと丸めて表現するだけで印象が大きく変わります。

ポイント

  • 筆記体の美しい曲線を意識して、練習しましょう。
  • 例: Sayaka → 筆記体でSaとyakaを繋げる

 小さな「s」を次の文字で囲んで、一体感を演出

Shingo

Sはシンプルに表現し、ぐるりとSを囲んで次の文字につなげる崩し方もあります。

Sをもう少し大きく書いてもいいのですが、囲みの線と重なると可読性が低下するため、どのようなデザインに仕上げたいか少しずつ微調整を加えるといいでしょう。

囲みを大きく柔らかくするほど、サイン全体が優しい印象に仕上がります。

ポイント

  • 囲む円の大きさを調整することで、印象が変わります。
  • 例: Shiori → 小さなsをhioriで囲むように繋げる

Sの勢いを活かして、全体を囲むようなデザインに

Sakata

Sの線の勢いはそのままで、デザイン全体を囲ってしまうテクニックです。

一体感が生まれるだけでなく、見た目の印象を引き締める効果がありますね。

他にもこういう囲い方もあります。

Shiraishi

ポイント

  • 囲む線の形を工夫することで、個性的な表現も可能です。
  • 例: Satoshi → Sから続く線で、全体を囲むようにサインを書く

Sの上部の膨らみを強調して、印象的なサインに

Shingo

Sの上側の膨らみを大きく表現する崩し方もあります。

見た目にインパクトが出ますが、膨らみのバランスが意外と難しいのと、右利きの人は書きづらさを感じるかもしれません。

他にもこんな膨らませ方もありますね。

Sumita

ポイント

  • 膨らみの大きさや形、角度を調整することで、自分だけのSを作り出すことができます。
  • 例: Shunsuke → Sの上部の膨らみを大きくし、nに繋げる

線を組み合わせて、Sを表現

Sekimoto

直接Sと表記しなくても、他の線と組み合わせることでSのように見せる上級テクニックです。

ポイント

  • バランスを見ながら、Sだと認識できる形を意識しましょう。
  • 例: Seiya → eとiを繋げた線で、Sを表現する

Sを最後まで伸ばして、次の文字のガイドラインに

Shingo

数字の8を意識してSを書き、右端まで長く線を伸ばす崩し方はいかがでしょうか。

残りの文字を書く際の補助線として使えますので、バランスを取りやすいデザインに仕上がります。

ポイント

  • ガイドラインとなる線の角度を調整することで、サイン全体の印象が変わります。
  • 例: Subaru → Sの最後の線を伸ばし、次の文字を書く際のガイドラインにする

Sと他のアルファベットのつなぎ方

バランスが難しいSと、次に続く文字をつなぐテクニックを紹介します。

Sの勢いをそのままに、次の文字へ滑らかに繋ぐ

Sを書いた勢いをそのままに、次の文字へとペンを走らせることで流れるような美しいサインが生まれます。

アドバイス

  • Sの最後のストロークの角度や長さを調整して、次の文字にスムーズに繋がるように意識しましょう。
  • 例: Seiya → Sの最後の部分を伸ばしてeに繋げる

ループを延長して、優雅で流れるようなサインに

Sの下部のループ部分を伸ばし、次の文字の書き始めへと繋げることで、優雅で流れるような印象を与えることができます。

アドバイス

  • ループの角度や長さを調整することで、サインに動きを出すことができます。
  • 例: Satoshi → ループの先端をaに重ねるように繋げる

Sの上部または下部にループを作って繋ぐ

Sの上部または下部にループを作り、そこから次の文字へ繋げることで、柔らかな動きを出すことができます。

ループの大きさや形を工夫することで、可愛らしい印象から、大人っぽい印象まで、様々なバリエーションを作ることができます。

アドバイス

  • ループの大きさを変えてみたり、S本体にくっつけずに少し離して書いてみたりすると、さらに個性的な印象になります。
  • 例: Sakura → Sの上部に小さめのループを作ってaに繋げる、 Shun → Sの下部に大きめのループを作ってhに繋げる

Sと次の文字を一部交差させて、動きを出す

Sと次の文字を、一部重ねるように交差させて書いてみましょう。

交差する角度や位置によって、サインに動きを出すことができます。

アドバイス

  • 線が重なりすぎると読みにくくなる可能性があるので、バランスを見ながら調整しましょう。
  • 例: Saki → Sの最後の部分とaの最初の部分を交差させる

Sのカーブを活かして、次の文字を包み込む

Sのカーブを使って、次の文字を包み込むように書いてみましょう。

文字同士が優しく寄り添うような、温かみのある印象になります。

アドバイス

  • 包み込むように書く文字のサイズを調整することで、Sとのバランスを取ることができます。
  • 例: Sayaka → Sでayaを包み込むように書く

Sの一部を次の文字の一部として利用する

Sの最後の部分と、次の文字の最初の部分を繋げて書いてみましょう。

文字と文字が自然に繋がって見えるので、美しいサインになります。

アドバイス

  • 繋げる部分を滑らかに書くことで、より洗練された印象になります。
  • 例: Satoshi → Sの最後の部分をaの書き始めに繋げる

二重線で書いて、立体感を演出する

Sを二重線で書くことで、シンプルながらも立体感のある、個性的なサインになります。

二重線の幅や間隔を調整することで、様々なバリエーションを作ることができます。

アドバイス

  • 二重線が均等になるように意識して練習してみましょう。
  • 例: Shota → Sを二重線で書く

影で繋いで、奥行きと立体感を

Sの影になる部分に次の文字を配置することで、サインに奥行きと立体感を出すことができます。

影の色を薄くしたり、ぼかしたりすることで、より自然な繋がりになるでしょう。

アドバイス

  • 影を付けることで、文字が立体的に見えるようになり、サインに深みが出ます。
  • 例: Sora → Sの影になる位置にoを配置する

装飾的な曲線で、華やかさをプラス

Sの始点や終点に、流れるような装飾的な曲線を加えてみましょう。

サイン全体が華やかになり、個性を演出することができます。

アドバイス

  • 曲線の大きさや形を工夫することで、自分だけのオリジナルサインに。
  • 例: Sumire → Sの始点に流れるような曲線を描き、uに繋げる

Sを貫くように書いて、力強さを表現

Sを書き終えた後、そのSを貫くように次の文字を書くことで、力強く、個性的なサインになります。

アドバイス

  • Sと次の文字のバランスを見ながら、どの部分を貫くように書くか決めましょう。
  • 例: Stefan → Sを貫くようにtを書く

他のアルファベットも見てみる

サイン作りの基礎基本を知りましょう

ここでお伝えしたテクニックは単なる序章にすぎません。

サインらしく仕上げるためには構成の基本を学んだり、文字同士の繋がりを考える必要があります。

まずはこちらの記事で勉強されることをおすすめします。

サインの作り方:初心者から上級者まで、プロが教えるデザインとテクニック

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ご署名ネット代表 兼 デザイナー
守屋 祐輔

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守屋祐輔

守屋祐輔

ご署名ネットの代表兼デザイナー兼サイン専門家。これまでに2,300人以上、14,500点以上のサインを作成し、TV、ラジオ、雑誌なども出演。個人・業界人問わず、プロスポーツ選手、東京2020メダリスト、声優、アイドルのサインなど幅広く手掛けています。

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