この記事では、小学生ぐらいまでのお子さまが自分だけの特別なサインを作るための、簡単で楽しいテクニックを紹介します。
ご署名ネットは、サイン作成が単なる書き方の練習ではなく、子どもたちの創造的思考を刺激し、想像力を豊かにする絶好の機会であると考えています。
手書きサインは、子供たちが自分自身を表現し、自分だけの特別な印を世界に残す方法なのです。
保護者の皆さまには、このユニークな創造活動を通じて、お子さまの自信を育み、彼らの個性を称賛する機会にしていただければと思います。
共に楽しみながら、お子さまの無限の可能性を引き出しましょう。
また、親御さん自身がサイン作りの基礎基本を学ばれるのも、お子さまのサイン作りには有効でしょう。
▶サインの作り方:初心者から上級者まで、プロが教えるデザインとテクニック
この記事の目次一覧
実例紹介
ではまず最初に、ご署名ネットの監修で実際にお子さまが作ったいくつかのサインをご紹介します。
ひらがなと英語で作った、らいる君のサイン例。
好きな星のマークを入れ、さらに111という数字も入っています。
実はこれ、本人の誕生日(1月11日)を表現しています(右側のサインはRの縦線が1になっています)。
マークや記号をサインに使うことはよくありますが、誕生日を入れる発想はなかなか大人では思いつかないかもしれませんね。
続いては、るい君のサイン。
英語の横書きと、漢字の縦書きデザインです。
英語は筆記体のようなデザインに横一本線を加えた印象的なデザインです。
漢字は縦書きになるだけでもインパクトがありますが、さらに字そのものをカーブや曲線で構成しているのがポイントです。
漢字は堅い印象になりがちですが、そこを敢えて柔らかい線を使ってギャップを生んでいますね。
そしてこちらは、ゆう君のサイン。
YUの後ろに伸ばし棒を入れたり、好きなおしるこをそのままサインに入れてしまう自由な発想力には脱帽です。
右側のサインは、『ゆ』の字を変形して図形のように表現し、複数の横線は好きな猫のヒゲを表しています。
『お』はおそらく『おしるこ』の『お』かと思われます。
いかがでしょう、大人では決して作れないであろう、可能性と想像力に富んだ素敵なサインばかりです。
サインの形に正解はありません。
特にお子さまが使うサインは、大人がサインに求めるスタイリッシュさや書きやすさ、可読性などの要素は取り除き、自由な発想で作るのが良いのです。
では次に、具体的なサイン作りのテクニックや考え方を見ていきましょう。
サイン作りのテクニック
ここでの目標は、デザインの複雑さよりも、表現の楽しさとお子さまの自信の構築に重点を置くことです。
簡単な形で楽しく学ぶ
サイン作りはシンプルな形から始めることです。
円、三角形、星などの基本的な形は、子どもたちが楽しみながらサインを作るための出発点です。
サインの形がなかなか思い浮かばないときは、まず最初にこれらの図形を書き込んで、それをもとにサインを考えてみるといいかもしれません。
図形は1つだけではなく、複数組み合わせて使うのも効果的です。
また、図形は子どもたちが自由に変化を加えてみることを奨励します。
例えば、星に笑顔を加えたり、ハートに模様を書き加えたりすることで、新しい発想につながることもあるでしょう。
ペンは太く、紙は広く
サインを作る時は、ぜひ太いペンと広い(大きい)紙をつかいましょう。
ペンが細いとサインが弱々しくなってしまい、同じ形でも印象が大きく異なってしまいます。
おすすめのペンは、文房具店などで比較的かんたんに手に入るマッキーです。
マッキーは1本で太字と細字を使い分けることができますが、細字(1.5mm〜2.0mm)がご署名ネットとしてはおすすめです。
太字は6.0mmの極太で、ペンの角度によって線の太さが変わってしまいます。
安定した太さで使いやすいのがマッキーの細字なのです。
サインを作る紙は、スケッチ帳ぐらい広くて複数の紙が連続したものがおすすめです。
紙面の広さはアイディアの幅に比例しますし、次々とページを変えてサインを作る過程で、だんだん洗練されてくるデザインの変化を実感できるでしょう。
好きなモチーフを取り入れる
お子さまが好きなものや興味関心のあることをサインに入れるのもおすすめです。
上のサインは、ゆいと君が好きな唐揚げをサインに使ったり、りこちゃんはお姫様のティアラとリボンを添えて作った例です。
子どもは自分の感情に素直ですので、大人がそれを制限せず、自由にデザインに入れることが大切です。
サインは自己表現の1つでもあるため、「◯◯くん・◯◯ちゃんの好きなものは何だっけ?」とやさしく誘導してあげることが大切です。
好きな動物を入れて作るのもおすすめですね。
色をつかう
カラフルな色をつかってサインをつくってみましょう。
サインは基本的に黒色の固定観念があります。
もちろん使用されるシーンを考えると黒ペンである可能性が非常に高いのですが、サイン作りにおいては自由な発想力を大切にするため、あえてカラフルに作ってみるといいでしょう。
いいデザインが出来上がったら、それを黒色で練習すればいいだけです。
字体のこだわりを無くす
サインの字体を1つに絞る必要はありません。
上のサイン例のように、あらゆる字体を組み合わせて自由な発想でつくってみましょう。
横書きでは思いつかなかったサインが、縦書きで考えるとすんなりアイディアが出てくるかもしれません。
サインはこうあるべき、という大人の常識は捨て、やさしく見守ることが大切です。
読めることにこだわらない
サインは必ずしも読める必要はありません。
大人がサインを作ると、どうしても可読性が気になってしまい、想像力の幅を狭めてしまうことがあります。
お子さまの好きな線や図形を重ね合わせ、偶然うまれた線から読めないサインを作ってみてもよいのです。
サインは練習を重ねる中で次第に形が変わっていくものですので、はじめから読めることにこだわらなくも大丈夫です。
他のサインを参考にする
他のお子さまのサインや芸能人のサインを参考にし、その要素を取り入れてみましょう。
そっくりそのまま真似するのは盗作になってしまいますが、そこにオリジナリティを加えてみましょう。
サインの形に正解・不正解はありません。自由な発想を大切にしましょう。
大人がアドバイスするための参考テクニック
もしお子さまがアイディアに行き詰まってしまった時、親御さんがそっと手を差し伸べるために、一般的なサイン作りの応用テクニックを紹介します。
色々な形で作ることができますので、なにかと組み合わせることで全く新しいアイディアが浮かんでくることもあるでしょう。
もしデザインが難しい場合は、ぜひご署名ネットにお任せください。
『バラエティサイン』というプランでは、4種類〜8種類の異なるたくさんのデザインを一度に作成しますので、参考になるサインをお作りしますよ。
漢字サイン
文字によって様々な崩し方が存在する漢字。
その中でも、誰でも使いやすいテクニックを紹介しています。
▶漢字サインの作り方:プロが明かす、芸術的スタイルと独自性を際立たせるデザインの極意
英語サイン
需要が多い英語のサイン。
世界に羽ばたくお子さまのためにも、英語サインは必須かもしれません。
▶プロが教える英語サインの作り方:筆記体を含む様々なテクニック紹介
カリグラフィサイン
英語の書道ともいわれるカリグラフィ。
印象的でおしゃれな英語フォントを活かしたサインの作り方です。
▶実用&美麗!カリグラフィで一味違う手書きサインの作り方をプロが解説
ひらがなサイン
柔らかい雰囲気の代表格のひらがなサイン。
文字の形を活かしたサイン作りが特徴です。
カタカナサイン
カタカナのサインは珍しい部類です。
お名前をあえてカタカナ表記してもよさそうですね。
スタイリッシュでクールなサイン
サインをスタイリッシュに見せるためのテクニックを紹介しています。
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シンプルなサイン
起伏を抑え、見た目をシンプルですっきりしたデザインに仕上げます。
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ダイナミックで力強いサイン
勢いと力強さを感じるサインの作り方のコツを紹介しています。
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独特な線の動きで作る個性的なサイン。
おしゃれな印象に仕上げましょう。
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縦書きサイン
縦書きサインは珍しいスタイルですので、横書きと比べて印象に残りやすい特徴がありますね。
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イニシャルサイン
主に契約書で使うイニシャルサイン。
短く省略した文字の見た目を、上品に仕上げましょう。
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一緒に楽しくサインを作りましょう
今回紹介した考え方やテクニックを駆使し、お子さまと楽しくサインを作ってみましょう。
ご署名ネット代表 兼 デザイナー
守屋 祐輔
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