自分のサインが欲しい、と思ったことはありませんか。そして、こんなふうに思いとどまったことは。
- 欲しいけど、使う先が宅配便の受け取りくらいしかない
- 芸能人でもないのに、自分がサインを持っていても仕方ない気がする
- 名前の漢字は好きだけど、苗字があまり好きじゃないから悩ましい
- 何に使うかまだ分からないのに、頼むのは早い気がする
先日、声優・入野自由さんの新サイン考案会に参加させていただいた後、SNSでたくさんの投稿を見かけました。守屋さんの考えるサインが素敵で自分も欲しくなった、サインデザインを頼もうか本格的に考えている。そんな嬉しい言葉のすぐ後に、でも使う先が宅配便くらいしかない、苗字があまり好きじゃないから悩ましい、と続くのです。一歩手前で止まっている方が本当に多いのだと、あらためて感じました。
その一方で、イベントの後すぐにお申し込みくださった方からは、想像以上に良いデザインで満足しているというお声もいただいています。ためらっていた方と、踏み出した方。その差は、サインを持つことへの小さな疑問がいくつか解けているかどうかだけでした。
この記事では、サインデザインの専門家として日々サインを作っている立場から、欲しいけれどためらっている方のよくある疑問にひとつずつお答えします。読み終わる頃には、サインを持つことがもっと気軽に感じられるはずです。
Q. 使う場面が宅配便の受け取りくらいしかないのですが
実は、これがいちばん多いためらいです。そして、プロの立場からはっきり言えるのは、宅配便の受け取りこそ、サインの最高の練習場所だということです。
サインは作った瞬間に完成するものではなく、何度も書いて手に馴染ませていくものです。週に何度か荷物を受け取るたびに自分のサインを書く。これだけで、数ヶ月後には考えなくてもすらすら書けるようになります。宅配便のサインを丁寧に書きたい方は、宅配便のサインの書き方も参考にしてみてください。
そして、サインを持つと使う場面は後から増えていきます。お客様からよく伺うのは、作る前は宅配便しか思いつかなかったけれど、作ってみたら書きたい場所がどんどん見つかった、という声です。

- 手紙やメッセージカードの最後に。印刷した文面でも、最後に手書きのサインが入るだけで印象が変わります
- クレジットカードの裏面や決済の署名に。カードのサインをおしゃれにする方法は別記事で詳しく紹介しています
- SNSに投稿する写真やイラスト、作品のクレジットとして。手書きサインをウォーターマークに使う方法を参考にどうぞ
- PDFや電子書類への署名に。手書きサインを電子化する方法を使えば、テレワークの書類にも自分のサインが入ります
- ノートや手帳、本の見返しに。自分のものだという印を、自分の手で入れられます
- いつか誰かに求められたときに。人生で一度は、サインをくださいと言われる日が来るかもしれません
サインの用途についてもっと知りたい方は、サインの用途と使い道の事例にまとめています。用途が先にあってサインを作るのではなく、サインがあるから用途が生まれる。順番は逆でいいのです。
Q. 芸能人でもないのに、サインを持つのは変ですか?
まったく変ではありません。むしろ、日本ではサインが有名人のものというイメージが強すぎるだけで、世界的に見れば署名は自分の名前を自分の手で書く、ごく当たり前の行為です。
たとえばパスポートには必ず自筆のサインが必要ですし、海外ではホテルのチェックインやカード決済など、あらゆる場面でサインを求められます。パスポートのサインの書き方を調べる方が多いのも、実は誰もがサインを持っているからです。ただ多くの人は、その場しのぎで書いた自分のサインに満足していないだけなのです。
ご署名ネットにご依頼いただく方の大半は、芸能人でもスポーツ選手でもない、ごく普通の会社員や学生、主婦の方、経営者の方です。理由は、自分の名前を自分らしく書きたいから。それだけで十分です。
サインを持つことは、自分の名前を大切にすることでもあります。自分の名前を気に入った形で書ける。その小さな自信は、想像以上に日常を変えてくれます。
Q. 名前は好きだけど、苗字が好きじゃないんです
これも本当によく伺うご相談です。結論から言うと、サインに苗字を入れなければならない決まりはありません。

プロの現場では、次のような作り方がごく普通に選ばれています。
- 名前だけで作る。好きな漢字やローマ字の名前だけでデザインします。色紙やSNS、手紙など、私的な場面のサインはこれで十分です
- イニシャルで作る。アルファベット2〜3文字を組み合わせた、コンパクトで洗練されたサインになります。イニシャルサインの作り方で詳しく解説しています
- ひらがな・カタカナで作る。やわらかい印象で、漢字とはまた違う魅力が出ます。ひらがなサインの作り方も参考になります
- 苗字を小さく、名前を主役にする。フルネームが必要な場面のために、苗字は控えめに添えて名前を大きくデザインするという方法もあります
サインはフルネームである必要はないという記事でも書いていますが、契約書などの正式な書類を除けば、サインの形は自由です。私的な場面用に名前だけのサインを、書類用に控えめなフルネームのサインを、と2種類を使い分けるお客様も少なくありません。
苗字が好きじゃないという気持ちは、裏を返せば名前への愛着が強いということです。その気持ちは、サインをデザインするうえでとても大切な手がかりになります。お申し込みの際に、名前を主役にしたいと一言添えていただければ、そこから一緒に考えていきます。
Q. 自分で作ることもできますよね?
もちろんできます。ご署名ネットではサインの作り方やデザインアイデアの出し方を公開していますし、まずは自分で書いてみるのはとても良いことです。
ただ、自分で作った方からよく伺うのが、次のような悩みです。
- 何パターンか書いてみたけれど、どれもしっくりこない
- 崩し方が分からず、ただ字を斜めにしただけになってしまう
- 無料の自動生成ツールを使ったら、同じフォントで誰でも作れるものだった
特に最後の点は重要で、無料ツールで作ったサインの限界については別記事で詳しく書いています。サインは一生使うものだからこそ、他の誰とも被らない、あなたの名前のためだけに考えられたデザインである意味があります。
プロに頼む価値は、きれいなサインができることだけではありません。あなたの名前の画数や文字の形、好きな雰囲気、使いたい場面を伺ったうえで、書きやすさと個性を両立したデザインを、何度でも直しながら一緒に仕上げていくことにあります。
Q. 何に使うか分からないのに、頼むのは早いですか?
早くありません。むしろ、何に使うか決まってからと考えていると、ずっと作らないままになってしまいます。
サインは、道具というより自分の名前の一部です。使い道が決まっている必要はなく、いつか書きたくなったとき、気に入った自分のサインがある。その状態を先に用意しておくことが、サインを持つということだと私たちは考えています。
費用の面でも、ご署名ネットの通常サインは8,980円(税込)からで、決済日から1ヶ月間は何度でも書き直しをお受けしています。一度作ったサインは10年、20年と使い続けるものですから、長い目で見れば決して高い買い物ではありません。
まずは色々な雰囲気を見てみたいという方には、複数の候補をお届けするバラエティサイン(6,480円〜)という選び方もあります。好きな雰囲気がまだ決まっていない方は、こちらから始めるのもおすすめです。
Q. デザインをもらっても、うまく書けるか不安です
ご安心ください。サインはデザインをもらった日から、練習して自分のものにしていくものです。最初から完璧に書ける必要はありません。
ご署名ネットでは、書き順を示した練習帳や、書き方のコツをまとめた資料、書き方動画などをオプションでご用意しています。効率的なサインの練習方法も記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
そして繰り返しになりますが、宅配便の受け取りは最高の練習の場です。使う場面が宅配便しかないというためらいは、実は練習の場が日常にあるという強みでもあります。
サインができるまでの流れ

- お申し込みフォームで希望を伝える。お名前と、使いたい文字(漢字・ローマ字・ひらがななど)、好きな雰囲気をお知らせください。苗字は入れたくない、名前を主役にしたい、といったご希望も、この段階でお気軽にどうぞ
- デザイン案が届く。届いたデザインを見て、気になるところがあれば遠慮なくお伝えください。決済日から1ヶ月間、何度でも書き直しをお受けしています
- 練習して、自分のものにする。宅配便の受け取りから始めて、少しずつ日常の中で使ってみてください
実際に作成したサインの作例はサイン作品例でご覧いただけます。
よくある質問
Q. 漢字と英語、どちらで作るべきですか?
使う場面によります。私的な場面なら好きな方で構いません。パスポートやカードなど身分証明に関わる用途は、パスポートのサインは漢字かローマ字かを参考にしてください。迷う場合は、お申し込み時にご相談いただければ用途に合わせてご提案します。
Q. 2種類のサインを持ってもいいですか?
はい。私的な場面用と書類用、漢字とローマ字など、用途ごとに使い分けている方は多くいらっしゃいます。通常サインは2点・3点のプランもご用意しています。
Q. 人にプレゼントすることはできますか?
できます。サインのギフト券をご用意しており、誕生日や記念日、就職や独立のお祝いにサインを贈る方が増えています。誕生日に手書きサインを贈るという記事も参考にどうぞ。
Q. 対面で相談しながら作ることはできますか?
はい。オンラインまたは直接お会いして、その場で一緒に完成させる対面サインのプランがあります。イベントで行った新サイン考案会に近い形で、やり取りしながら仕上げていきます。
まとめ|使う場面は、サインを持ってから見つかる
自分のサインが欲しいと思ったその気持ちは、もう十分な理由です。
使う場面が宅配便しかなくても、それは最高の練習場所です。有名人でなくても、自分の名前を自分らしく書きたいと思うのは自然なことです。苗字が好きでなければ、名前だけで作ればいい。何に使うか決まっていなくても、気に入ったサインがあれば使い道は後からついてきます。
サインは、自分の名前と長く付き合っていくための、小さくて一生ものの道具です。ためらっている方こそ、作ってみたときの喜びが大きいことを、私たちは日々の制作の中で見てきました。
まずはお申し込みフォームから、こんなサインが欲しいというお気持ちをお聞かせください。使い道は、一緒に考えていきましょう。