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私たちの身の回りには様々なデザインが溢れていますが、特に個人のアイデンティティを象徴する「手書きサイン」は、そのデザイン性が日常的に試されるエリアと言えるでしょう。
そんなサインに一味違う美しさを持たせるための方法として、カリグラフィの要素を取り入れる方法を詳しくご紹介します。
実用性を保ちつつ、カリグラフィの持つ魅力をサインに生かす秘訣を、プロの視点から解説いたします。
なお、サインにカリグラフィの要素を入れ込むのは上級テクニックです。
サイン作りの基礎・基本はこちらの記事で紹介していますので、まずはこちらをご覧いただくことをおすすめします。
▶サインの作り方:初心者から上級者まで、プロが教えるデザインとテクニック
ご署名ネットで取り扱うカリグラフィの定義
カリグラフィは本来、専用の筆記具を使用し、あらかじめ決められた美しい書体とレイアウトで構成される書記技法を意味します。
しかし、この記事で取り扱うカリグラフィサインはあくまでもサインの実用性に主眼をおいています。
ゆっくり時間をかけてミスなく崩れることなく書く本来のカリグラフィとは異なり、書きやすさや速記性を重視し、その中にカリグラフィフォントを一部取り入れて見た目にもこだわるデザインサイン、それがご署名ネットが提供するカリグラフィサインであることをご承知おきください。
カリグラフィの魅力
カリグラフィは、文字のデザインや形、流れに特別な注意を払いながら書かれる芸術として知られており、日常の手紙から公式な文書まで、さまざまな場面でその美しさが活かされています。
現代におけるカリグラフィの魅力
近年、デジタル化が進む中で、カリグラフィの手書きの温もりやオリジナリティは多くの人々に愛されています。
ブランドのロゴデザインや特別なイベントの招待状、お祝いのカードなど、一手間加えることで、日常の中に特別感を生み出しています。
また、カリグラフィを学ぶワークショップや教室も増えてきており、自分自身でオリジナルの美しい文字を書く楽しさを体験する人が増えています。
カリグラフィをサインに取り入れるメリット
カリグラフィをサインに取り入れることで得られるメリットは多岐にわたります。
以下、いくつかの主要なポイントを挙げます。
個性の強調
サインはその人の個性やアイデンティティを示すものですが、カリグラフィの要素を取り入れることで、さらに独自性や特色を強調することができます。
印象の向上
カリグラフィは美しさや洗練された技巧を持っています。
これをサインに取り入れることで、サインそのものの印象が向上し、受け取った側にも良い印象を与えることができます。
記憶に残る
カリグラフィの持つ独特の美しさは、人々の記憶に強く残ります。
特にビジネスの場面などで、他者と差別化を図る際に有効です。
アートとしての価値
サインは単なる名前の記述以上のものとなり、アート作品としての価値を持つようになります。
これは、例えばオリジナルのカードやグッズなど、様々な場面でのアプリケーションにもつながります。
楽しさと満足感
自分自身のサインをデザインする過程は、クリエイティブな楽しさを伴います。
また、完成したサインには大きな満足感を得ることができるでしょう。
サインにカリグラフィを取り入れることは、ただの筆記を超えた、より深い意味や価値を持つものとしてサインを位置づけることができます。
日常のサインから、ビジネスやアートの場面まで、さまざまな場所でその魅力を感じることができるでしょう。
実用性を保つカリグラフィサインデザインの考え方
適切なカリグラフィのスタイルや要素を選択することは、初心者にとっては難しいかもしれません。
このセクションでは、サインに適したカリグラフィの選び方について詳しく解説します。
カリグラフィの取り入れ方の基本
サインにカリグラフィを取り入れる際の基本的な方法としては、名前の先頭の文字をカリグラフィスタイルで強調することが挙げられます。
そうすることで、サイン全体のバランスやリズムを整えることができるでしょう。
基本は1文字〜2文字まで
カリグラフィには多くのスタイルや流派が存在しますが、サインに取り入れる際は、簡潔さと識別性が重要となります。
取り入れるカリグラフィの文字は1文字〜2文字に留め、あくまでもサインの機能性を損なわないように注意が必要です。
サインの用途に応じて調整する
公式な文書やビジネスの場面では控えめなカリグラフィを選ぶことが適切でしょう。
とはいえ、カリグラフィを弱くしすぎると、その魅力を活かせなくなってしまいます。
一方、パーソナルなカードやアート作品などの場合は、もう少し自由度を持ってカリグラフィを取り入れることができるでしょう。
サインの用途に合わせ、サインの全体的な形、カリグラフィ部分の大きさや位置など、全体のバランスを見ながらデザインすることが必要です。
すべてのカリグラフィに精通する必要はない
ご自身のサインで使う文字のカリグラフィを集中的に覚えるようにしましょう。
カリグラフィのフォントは何百種類とあり、全ての種類すべての文字をマスターするのはまず不可能です。
自分にとって使用頻度の高い文字を覚えるようにしましょう。
カリグラフィサイン作成の実践!実例と分析
それではいよいよサイン作りの実践です。
ここではいくつかの名前サンプルを使用し、カリグラフィを取り入れたサインデザインとその構成や作り方をご紹介していきます。
使用したいカリグラフィを、書籍やネットを使って事前に集めておきましょう。
そのフォントをお手本に、そのままサインに適用してみます。
上の画像では赤字がYのカリグラフィのフォントです。それ以外の文字はサインらしく崩し、繋げてみました。
k の下側の膨らみを大きく柔らかくし、Yの雰囲気と似せて表現しています。
上の画像もYがカリグラフィ、それ以外はサインのように崩して繋げました。
Yのゆったりした印象とは違い、usuke は鋭くスタイリッシュにしています。
異なる雰囲気の字体を組み合わせてみても面白みがあります。
上の画像は今までと違い、カリグラフィのYと残りの文字を一筆で繋いで表現しています。
カリグラフィは文字が独立している印象が強いのですが、サインらしく連続した線を使いました。
全体的に柔らかい雰囲気で統一していますのでキレイに整っていますね。
こちらもカリグラフィのYと残りの文字を繋いで作ったサインです。
1つ前の画像とは違い、鋭い攻撃的な印象が強いデザインに仕上がりました。
usuke は大胆に崩して平坦な文字でシンプルに表現し、最後の e で鋭く線を返してアグレッシブな形になりました。
そして最後は、これも全体を一筆で繋いだサインですが、線が前に後ろに大きく動くのが特徴です。
サインらしさを感じるシャシャーッと書く線が印象的です。
次はMのカリグラフィをベースにして作ったサンプルです。
上の画像は先頭のMでカリグラフィを採用しています。
Mは丸みが多く柔らかい印象を与えるので、サインで優雅さやふんわりした印象を出したい時におすすめですね。
Mに続く文字は oriya ですが、最後の ya で大きく動きを表現し、大胆な斜めの線を取り入れてサインらしく仕上げてみました。
上の画像はMから続く線を最後まで引き、Mの形に合わせてクルンと丸みを表現してみました。
本来のカリグラフィだとこんな動きは存在しませんよね。
oriya の文字は筆記体のように線を繋げただけのシンプルなデザインですが、Mと最後の丸みの効果のおかげでサインらしく仕上がっています。
上の画像は中心の大きな丸が特徴のデザインです。
大きく囲う線はサインらしさを強調する効果があり、カリグラフィとも繋げやすいテクニックですね。
最後の a から伸びる線にも丸みを追加し、カリグラフィっぽさを出してみました。
上の画像はカリグラフィ以外の文字は起伏を抑え、視線が自然にカリグラフィに集まるようにしたサインです。
最後の a から先頭に向けて横線を返していますが、こういうワンポイントの線がサインらしいテクニックです。
そして上の画像は全体的に大きな動きを加えてみたサインです。
ya の線を大胆に表現し、さらに最後の線を先頭に大きく返すことでサインらしい印象を強調しています。
バランスを取るのが難しい一例ですが、ある程度の可読性を残しながら雰囲気重視で使いたいときにはおすすめです。
続いてAのカリグラフィを使った例を見てみましょう。
上の画像は名前の最後の a の形を長い線で表現し、動きを出したデザインです。
下側の大きな膨らみがAの丸みと調和し、サインらしい仕上がりになりました。
上の画像は k にボリュームを持たせた例です。
動きを出してカリグラフィのAの雰囲気に合わせたデザインにしてみました。
全体に統一感を出すのがコツですね。
上のデザインは k にボリュームを持たせた別のサンプルです。
アルファベットの崩し方は1つだけではありませんので、色々な形を試してみてください。
上のサインは比較的書きやすい一例です。
カリグラフィのAから全体を大きく囲うのが特徴で、残りの文字はその内側に収めますので、バランスを取りやすいデザインです。
カリグラフィを使うサインは普段以上に文字のバランスに気をつけるといいですね。
こちらのデザインは一見すると複雑に見えますが、先頭のAから後ろに伸びた線がぐるりと前に戻ってきている一筆のサインです。
カリグラフィの雰囲気に合わせて全体的に丸みを帯びた形で作成してみました。
さて、ここまでカリグラフィのフォントをそのまま適用するサインをいくつかご紹介してきましたが、一度ポイントをまとめてみます。
- カリグラフィはお手本通りに書く
- 先頭にカリグラフィを使うと作りやすい
- 残りの文字はカリグラフィの雰囲気に合わせる
- 右から左に返す線があることを知っておく
まずはこれらの4つの点を意識してサインを作ってみましょう。
カリグラフィはすでに完成した美しいフォントですので、それをそのままサインに取り込むことは非常に効果的です。
アレンジを加えるやり方はまたこの後で紹介しますが、まずはこれまでの基本に従って作ってみることをおすすめします。
どうしてもサインの自作が難しい場合は、ぜひご署名ネットにお任せください。
多くの作成実績を持つご署名ネットであれば、必ずやご満足いただけるデザインに仕上げてみせます。
カリグラフィサインを更に魅力的にするアドバンステクニック
カリグラフィはとても整ったフォントである一方、それを書こうとするとどうしても書くスピードが低下したり、バランスが難しかったり、本来のサイン用途として使うのが難しいシーンがあります。
ほかにも、普通にカリグラフィを使うだけでは物足りない、もう少しインパクトとオリジナリティがほしいという方は、ここから紹介するサンプルを参考にしてみてください。
カリグラフィを書きやすくする
上の画像では、カリグラフィのKを書きやすいように変形させた例です。
もともとの字(左側の文字)は線が波打っていたり、絶妙なカーブでカリグラフィを構成していますが、サインに取り入れるには難易度が高いですね。
そこでカリグラフィらしさは残したまま、矢印の右側のように少し形を整えました。
この形だと再現性があり、使い勝手が向上しますね。
また、サインの最後にはハートマークを入れて遊び心も加えてみました。
緩やかなカーブを描くカリグラフィの雰囲気と調和するようにワンポイントを加えてみるといいですね。
上の画像はHのカリグラフィに手を加え、書きやすくしました。
緩やかなカーブを描くHのカリグラフィは、ただでさえバランスが難しい字です。
それにぐるぐると円が描かれていては、とてもではありませんが、日常のサイン使いには困難が伴います。
そこで波線を省略し、オリジナルの雰囲気を感じられるギリギリまでシンプルな形に仕上げてみました。
Hのカリグラフィは次に続く文字に繋げやすい位置で線が終わっているので、サインのように連続した1本線で表現しやすい特徴がありますね。
こちらの画像はバランスが難しいTのカリグラフィをほぼ真っすぐな線に置き換えた例です。
これはこれでアリな仕上がりではないでしょうか。
私もTを使ったサインを作るとき、動きを出すためにこういう崩し方をすることがあります。
カリグラフィを変形する
上のKは形を大きく崩して変形していることがわかります。
本来のカリグラフィでは高さがキープされていましたが、文字の下側と上側に大きくはみ出して表現してみました。
実際にサインを書く時を想像すると、わざと枠や線をはみ出て書くシーンが想像できます。
より実践的なカリグラフィサインといえるでしょう。
aede は逆に起伏を抑え、Kと対象的な印象になるように仕上げています。
静と動をうまくデザインに取り入れるとオリジナリティの高いサインに仕上がりやすいですね。
このHは、もとの形がわからないぐらいに崩してみた例です。
カリグラフィのフォントよりもバランスが難しくなったかもしれませんが、唯一無二のサインという意味ではこれも正解なのかもしれませんね。
Hに重点を置いた分、orki の崩し方はシンプルにしています。
すべて同じような複雑に崩してもいいのですが、動と静の要素を取り入れてみました。
上の画像はTを大胆に崩した例です。
余白を感じさせるようにカリグラフィを崩し、同様に akahiro の字にも余白を持たせ、統一感を出しました。
Tは崩し方によってJと見られてしまうことがあるため、上部の横線から上側に線を突き出すようにしています。
この字体は小文字ではないか、と思われるかもしれませんが、サイン作成においては大文字も小文字も実はさほど関係ありません。
極論をいえば、サインは必ずしも可読性が求められるものではありませんので、デザイン性や書きやすさ重視で作っても全く問題ないのです。
文字の途中にカリグラフィを取り入れる
上の画像は、カリグラフィを先頭ではなく名前の途中に入れた例です。
サインは書くスピードや書きやすさが大切ですが、この例はあえてそれに反する書き方をしています。
他の人とかぶらないサインが欲しい人は、他の人が取り入れないであろうテクニックを使うといいですね。
サインらしさを表現するために、最後の e から先頭に向けて大きく返す線を取り入れてみました。
こちらは Hiroki の真ん中のRをカリグラフィで表現した例です。
サイン全体の雰囲気とも相まって、うまく調和した仕上がりになりました。
コツとして、Rの丸みを帯びた雰囲気に合わせるため、サインの右端部分を釣り針のような返しで表現したことです。
サインを見たときに、どこかシンクロを感じさせる要素を入れることで、安定と調和を生む効果があるのです。
上のサインは名前の途中のHをカリグラフィで表現した例です。
ちょうど配置バランスの都合上、サインの中央にHがくる構図になりました。
中心に最も目立つ要素を入れると、その箇所に視線が集まり、インパクトを残す仕上がりが期待できますね。
Hのカリグラフィは非常にバランスが難しい字なので、思い通りのサインが書けるようになるまではしばらく練習が必要になるでしょう。
カリグラフィを2文字以上取り入れる
上の画像はカリグラフィを2文字取り入れてみた例です(赤字のKとD)。
どちらの文字も複雑な動きをしていますので、通常のサインのようにスラスラ書くのは困難です。
ただ、他の文字にはない美しさがあるのも事実で、オリジナリティの高いデザインが欲しい人は採用してみるといいでしょう。
HとKの2文字をカリグラフィで表現しました。
ここまでくると、まるで全ての文字がカリグラフィのように見えてくるかもしれませんね。
日常使いでこのデザイン性を毎回キープするのは苦労するかもしれませんが、目をひくサインであることは間違いありません。
思わぬ発想からサインは生まれますので、色々な要素を取り入れてみましょう。
こちらは名前に a が2つ入っていることに注目し、同じ形を繰り返して使った例です。
カリグラフィを目立たせるため、残りの文字はシンプルに表現しています。
Aのバランスは簡単ではありませんが、今までの字と比べるとサインとして実用性のあるスタイルといえるでしょう。
2つのAの横線を1本でつなぐなど、単にカリグラフィを取り入れるだけでなく、それを崩すテクニックを取り入れてもいいかもしれませんね。
カリグラフィを取り入れたサインの練習法
カリグラフィの要素を取り入れたサインを習得するための、効果的な練習方法を紹介します。
繰り返しの練習:選んだ文字やスタイルでの繰り返し書き取り
カリグラフィを取り入れたサインを身につけるための最も基本的なステップは、繰り返しの練習です。
極論これにつきる、というと身も蓋もありませんが、練習は非常に重要です。
特定の文字やスタイルを選んだ後、それを何度も書くことで筆記の技術を向上させることができますし、繰り返し書くことで筆の動きが自然になり、文字の形やカーブが安定します。
初めはゆっくりと、正確に文字を形成することを心掛けましょう。
繰り返しの練習は、筆記の一貫性を確保するだけでなく、筆圧のバランスやストロークの流れもマスターするのに役立ちます。
この練習を通じて、カリグラフィの美しさを保ちながら、迅速かつ効果的にサインを行う基盤を築くことができるでしょう。
流動性の追求:スムーズな動きでサインを書く練習
サインの美しさと効率性を両立させるためには、流動性の追求が不可欠です。
カリグラフィの特徴である滑らかな曲線や繊細なストロークは、練習を重ねることでより流れるような動きを持つようになります。
具体的には、ペンの持ち方の見直しや、ストロークの始点と終点の確認などが含まれます。
また、リラックスした手の姿勢や適切な筆圧の維持が流動性を高める要因となります。
日常のサインでは迅速に行動することが求められるため、無駄のない動きでサインを完成させることが、プロフェッショナルなサインを目指す上での鍵となります。
スピードアップ:効率的にサインを書く速度を上げる
サインの速度を上げることは、日常的な使用において極めて重要です。
特に、ビジネスの場面や公的手続きなど、多くのサインが必要とされる状況では効率的に動作することが求められます。
しかし、速度を上げることでサインの質が低下するのは避けたい想いもあるでしょう。
そこで、繰り返しの練習や流動性の追求を基盤に、筆の動きをスムーズにし、必要最低限のストロークでサインを完成させる技術を磨くことが大切です。
また、不要な動作を減らすことで、自然と速度が上がることが期待できます。
定期的なタイムトライアルを実施し、自らの進捗を確認することで、効率的なサインの書き方を習得することができるでしょう。
定期的なレビュー:サインの質を高めるための自己評価と修正
習得したサインのスキルを維持し、さらに向上させるためには、定期的な自己評価と修正が不可欠です。
自らのサインを定期的に見返し、形のバランスやストロークの一貫性、速度や流動性をチェックすることで、サインの質を高めるヒントを見つけることができます。
大量に練習した紙は残しておき、初期のサインと今のサインを見比べることも大切です。
自らの進化に気づくことができるからです。
また、もし身近にカリグラフィに精通した友人がいればフィードバックを求めることで、自ら気づかなかった点や改善の余地を知ることができるでしょう。
このレビュープロセスは、サインの継続的な進化と向上を保証するための鍵となります。
定期的な自己チェックと、必要に応じた修正作業を繰り返すことで、常に最高のサインを保持することができます。
カリグラフィと他のコンセプトを組み合わせてサインを作る
カリグラフィ単体でサインを作る他に、異なるコンセプトと組み合わせて考えることで、より魅力的な仕上がりが期待できます。
ここで紹介するテクニックは上級編ですので、取り入れられそうなものからお試しください。
『カリグラフィ』✕『英語』
もっとも基本的な組み合わせですが、色々と応用を効かせた考え方をします。
カリグラフィはベースが英語ではありますが、カリグラフィと筆記体のデザインを組み合わせたり、アルファベットに動きを出して見た目の華やかさをアップさせるなど、実はかなり深いテクニックといえるでしょう。
▶プロが教える英語サインの作り方:筆記体を含む様々なテクニック紹介
『カリグラフィ』✕『スタイリッシュ』
一見すると同じ要素同士の組み合わせに感じるかもしれませんが、実はかなり応用を効かせられるテクニックです。
優雅な印象のカリグラフィと、鋭い線や動きを付けたパーツを組み合わせて表現します。
動きが大きくなるとデザインの再現性のキープが難しくなりますが、根気よく練習して手に覚え込ませる必要がありますね。
▶洗練されたスタイリッシュでクールなサインの作り方をプロが解説します
『カリグラフィ』✕『シンプル』
見た目の華やかさと書きやすさを併せ持つ、実用性の高いテクニックでしょう。
上の画像は “A” のカリグラフィをシンプルに表現し、残りの文字もシンプルにまとめた例です。
本来のカリグラフィの持ち味を残しながら読みやすくスッキリした印象に仕上げることができますね。
シンプルなサインの作り方はこちらを参考にしてみてください。
▶エレガントなシンプルさ:プロによる印象的なサイン作成の秘訣
『カリグラフィ』✕『ダイナミックで力強い』
カリグラフィの文字の動きを大胆にし、力強い線の一部に取り込んで表現した例です。
勢いがあり、書き手にとってもリズムよく締めることができるデザインですね。
柔らかい印象が強いカリグラフィとの相性も良さそうです。
▶ダイナミックで力強いサインの作り方:プロが教えるかっこいいデザインのコツ
『カリグラフィ』✕『おしゃれで個性的』
Aのカリグラフィを少し変形して応用を効かせた例です。
文字を個性的に崩して差別化を図ることで、見た目の印象を良くしています。
おしゃれに仕上げるテクニックを勉強してみましょう。
▶おしゃれで個性的なサインの作り方を、サインデザインのプロが教えます
『カリグラフィ』✕『かわいい』
かわいいデザインがお好みであれば、この組み合わせで作ってみましょう。
カリグラフィの書体に少し手を加え、丸みを帯びた文字で表現しました。
それに続く文字も同様に丸くやわらかい線で作ることで、全体的に優しいふんわりした雰囲気に仕上がりました。
かわいい雰囲気は様々なテクニックで表現できますので、カリグラフィとうまく組み合わせてみてください。
▶アイドルみたいなかわいいサインの書き方、作り方【完全ガイド】
『カリグラフィ』✕『縦書き』
意外性のある、オリジナリティの高いテクニックです。
ただでさえ縦書きの英語サインは珍しいですが、そこにカリグラフィの要素を加えると唯一無二のデザインといっても過言ではないでしょう。
組み合わせの難易度は高めですが、縦書きサイン作りのコツを参考にチャレンジしてみてください。
▶縦書きサインの作り方、書き方、活用方法をプロが徹底解説します
『カリグラフィ』✕『イニシャルサイン』
見た目の華やかさを極限まで追求するサインが仕上がるでしょう。
見た目と使いやすさどちらを取るべきか。
サインを書く頻度を考慮して、色々なカリグラフィを組み合わせてイニシャルサインを作ってみましょう。
▶一歩先を行くイニシャルサイン:専門家が教える独創的な作り方
子ども向けサイン
お子さまが使うサインの作り方や考え方を紹介しています。
基本的にはお子さまが作りたいように作り、親御さんはそっとアドバイスする程度に留めるのがよさそうです。
▶プロが教える子どものための手書きサイン作り方入門:これで今日から芸能人?
ここで紹介した上級テクニックをいきなり取り入れようとすると、サイン作りで挫折してしまうかもしれません。
まずは『サインの作り方:初心者から上級者まで、プロが教えるデザインとテクニック』の記事でサイン作りの基礎を学んでからでも遅くはないでしょう。
まとめ:カリグラフィサインの魅力とその活用法
ここで紹介したテクニックを駆使し、素敵なカリグラフィサインを作ってみてください。
どうしてもサインの自作が難しい場合は、ぜひご署名ネットにお任せください。
多くの作成実績を持つご署名ネットであれば、必ずやご満足いただけるデザインに仕上げてみせます。