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大切なパスポートやクレジットカードが他人に悪用されないようにするには、偽造されにくいサインを考案し、自分の署名として使うことが有効です。
サインは本人確認の重要な手段であり、真似されにくい独自の署名スタイルであれば、第三者による不正利用のリスクを下げることができます。
もっとも、どんなに凝ったサインでも自分自身が毎回再現できなければ意味がありません。
そこで本記事では、偽造を防ぎつつも自身で再現可能なサインを作るコツを、以下の3種類に分けて解説します。
なお、基本的なサインの作り方はこちらのページにまとめていますので、ご参照ください。
1. 漢字サイン
漢字サインの特徴と偽造防止のメリット
漢字を用いたサインは、その画数の多さと独特の筆跡によって、アルファベットよりも模倣が難しいという利点があります。
実際、クレジットカード業界のガイドラインでも「漢字の署名は偽造されにくい」とされており、盗難カードの不正使用防止に有効だと認識されています。
また漢字は種類が非常に多く、書き手ごとに字体の個性も出やすいため、同じ名前でも人によってサインの見た目が大きく異なります。
例えば、同じ「太郎」という名前でも、楷書風にきっちり書く場合と、草書体のように崩して書く場合では全く違ったサインになるでしょう。
こうした漢字特有の多様性こそが、漢字サイン最大の強みであり、他人に真似されにくいポイントです。
さらに漢字サインは、海外では読めない人も多いため、悪用しようとする第三者にとってはそもそも文字の形を把握すること自体が難しいという面もあります。
私たち日本人が、見様見真似でハングル語やアラビア語を書いても、うまく真似できないのと同じです。
海外でパスポートやカードを紛失した場合でも、自分の漢字サインであれば他人に模倣される可能性は低く、安全性が高いと言えます。
また、漢字は画数が多いため、習得や筆記に時間がかかりやすい点にも注意が必要です。
いくら偽造されにくくても、複雑すぎて本人が再現できなければ意味がありません。
したがって、次に述べるような工夫を取り入れつつも、自分が無理なく書ける範囲でデザインすることが大切です。
文字の崩し方と筆跡の複雑化
漢字サインを偽造されにくくするには、文字を適度に崩して書くことが有効です。
これは、教科書体のような整った字形そのままで署名せず、一部の画(線)を省略したり曲線に置き換えたりして、原型から変化をつける手法です。
例えば「藤」という字であれば、あえて一点を大きく崩して曲線を加えることでリズム感を持たせたり、逆に一部分を省略して簡略化したりするなど、書道の要素を取り入れて独自の字形にアレンジします。
このように文字の一部に変化をつけることで、見た目のインパクトを高めつつ、他人がパッと見ただけでは再現しにくいサインになります。
ポイントは骨組み(構造)は残しつつディテールを変えることです。
字の判読は難しくなりますが、完全に原形を留めない崩し方は避け、自分の名前だと分かる範囲でバランスを取ると良いでしょう。
また、筆順(書く順番)を意図的に変えてみるのもユニークな崩し方の一つです。
通常、漢字には決まった筆順がありますが、サインでは必ずしもそれに従う必要はありません。
例えば、本来最後に書く点や払いを先に書いてから他の部分を書く、といったように順序を入れ替えると、出来上がる字形が通常とは異なるものになります。
筆順を変えると線のつながり方も変化し、手癖による独特な筆跡が生まれます。
これは見慣れない形状となるため、第三者が真似をしようとしてもどの順番で筆を運んだのか推測しづらくなる効果があります。
筆順の変更は高度なテクニックですが、習得すれば非常に個性的で偽造されにくい漢字サインを生み出せるでしょう。
連続筆記による一筆サイン化
漢字サインをさらに偽造しにくくする方法として、複数の漢字を連続して一筆書きするというテクニックがあります。
通常、姓と名など漢字と漢字の間では一度ペンを離しますが、サインの場合は可能な限りペンを紙から離さずに書き続けてみます。
例えば、姓名を続けて書く際に、名字の最後の横線を伸ばしてそのまま名前の一画目に繋げるようにすると、一筆書き風のデザインになります。
実際、私がサインをお客様に作成するときも、「漢字に横線があればそれを大胆に伸ばして全体を包み込む線に応用する」「隣り合う漢字で共有できる線を見つけて一つの線で繋げる」といった手法を用いています。
この一筆サインの利点は、線が長く複雑に絡み合うため模倣が格段に難しくなることです。
途中でペンを止めず一気に書き上げる必要があるため、筆跡には微妙な速度変化や力加減の癖が現れます。
熟練者が書いた一筆サインは、ゆっくりなぞって真似しようとしても同じリズム・筆圧にならず、ぎこちなさが出てしまいます。
逆に不自然なくらいゆっくり丁寧に書かれた偽造サインは、一目で筆跡の勢いが本物と異なるため見破られやすいでしょう。
従って、勢いと流麗さのあるサインに仕上げることで、第三者が模倣するハードルを上げることができます。
連続筆記を取り入れるコツとしては、漢字同士や漢字内部で共通するパーツを見つけ出すことが挙げられます。
例えば、「口」や「田」のような四角いパーツが連続する場合、それらを一筆で描く、上下の線をつなげて描く、といった工夫です。
共通部分をまとめて一本の線にしてしまえば、通常二度ペンを離して書くところを一度で済ませることができ、全体が繋がったサインになります。
ただし無理に繋げすぎて判読が困難になりすぎないよう注意しましょう。
あくまで自分が書きやすく、それでいて他人には真似しづらい絶妙なバランスを目指すことが大切です。
よくある偽造パターンとその対策
漢字サインにおいて考えられる偽造の手口としては、手本を見ながらなぞって写す、写真等から形を起こして練習する、あるいは字画を一画一画ゆっくり模写するといったものが挙げられます。
偽造者は少しでも本物に似せようと丁寧に描こうとしますが、そこにこそ対策のヒントがあります。
すなわち、本物のサインをスピード感や勢いを持って書くことで、模倣したときにどうしても生じる違和感を作り出すのです。
前述したように、一筆書きのサインであれば本物は滑らかに連続した線になりますが、偽物は途中で筆が迷った跡や線の途切れが出やすくなります。
また、筆圧の強弱やインクのかすれ具合など、肉眼では捉えにくい本物の癖を日頃から一定にしておくことで、精巧に真似たつもりの偽物にも僅かなズレが生じ、専門家が見れば判別可能となります。
もう一つの偽造パターンは、安易で簡単な漢字サインを悪用されるケースです。
例えば、自分の名前をそのまま楷書で書いたようなサインは、漢字が書ける人であれば少し練習するだけで再現できてしまいます。
または名字のみ・名前のみといった一文字だけのサインも単純で盗用されやすい傾向があります。
こうした場合の対策はこれまで述べてきた通り、意図的な崩しや装飾的な線を加えて単純な形から脱却することです。
例えば、ありふれた「佐藤」という苗字でも、「藤」のつくり部分を大きくデフォルメしたり、「佐」の偏と旁を繋げてしまうなど一手間加えるだけで、一見して同じ文字とは思えない個性的なサインにできます。
要は「字をそのまま書かない」意識を持つことが、漢字サイン偽造防止の基本と言えるでしょう。
最後に、漢字サインを作ったら十分な練習を積むことも忘れないでください。
凝った漢字サインは習得に時間がかかりますが、使いこなせなければ本末転倒です。
日常的に何度もサインを書く練習をし、どんな場面でもスラスラと同じ筆跡で書けるようにしておきましょう。
練習の際には毎回署名欄と同じサイズで書くようにし、筆順や所要時間も本番と同じように再現するのがポイントです。
自信を持って書ける漢字サインであれば、その難解さも相まって他人が真似することは極めて困難になるでしょう。
より詳細な練習方法は、こちらのページで紹介しています。
2. アルファベットサイン
アルファベットサインの特徴
アルファベット(ローマ字)を使ったサインは、世界的に通用しやすい反面、漢字に比べるとシンプルで模倣されやすい傾向があります。
アルファベットはA~Zまで26文字しかなく字形も単純な直線・曲線の組み合わせが多いため、誰でも真似しやすいという弱点があります。
実際、クレジットカードの署名ではローマ字を使う人が多いですが、そのぶん盗難時に悪用されやすいとも言われます。
ただし、アルファベットサインにもデザイン次第で唯一無二の個性を持たせることは可能です。
アルファベットは線画的で幾何学的なアレンジがしやすく、文字同士を繋げたり重ねたりといった工夫によって、漢字とはまた違った難解さを演出できます。
さらに筆記体をベースにすると、流れるような曲線で独特の署名を作りやすくなります。
ここでは、アルファベットサインを偽造されにくくするための具体的なデザインの考え方を見ていきましょう。
偽造を防ぐユニークなデザインの考え方
アルファベットサインでは、文字そのものの形を大胆にアレンジする発想が重要です。
平凡なサインになりがちなローマ字署名も、ちょっとした発想転換で劇的に個性的にできます。
その一つが、文字を書く順序を変えてみることです。
通常、英単語は左から右へ順番に綴りますが、サインでは必ずしも頭文字から書き始める必要はありません。
例えば名字「Matsumoto」のサインを作る場合、思い切って頭の“M”ではなく中央の“S”から書き始めてみる、といった具合です。
最初に書く文字をずらすだけでも出来上がりの印象は大きく変わり、一見して読み取りづらい謎めいたサインにすることができます。
「後ろの文字から書き始める」という発想はあまり一般的でないため、他人が模倣する際にも戸惑いを誘う効果があります。
他にも文字の一部を反転させる・倒すといった特殊な書き方も検討できます。
例えばEやFのような横棒がある文字は、その棒を意図的に斜め上や下にずらして描いたり、NやSのような曲線を鏡写しに変形させたりすると、ぱっと見では原字が何か分からないような造形になります。
さらにアルファベットならではの大文字・小文字の混在を活用するのも手です。
署名では必ずしも文法通りに書く必要がないため、名前の途中で急に大文字を入れたり、逆に頭文字を小文字にするなど独特なパターンを取り入れると良いでしょう。
要するに、アルファベットサインでは「単語をそのまま書く」のではなく、デザインロゴを作る感覚で文字を再構築することがポイントです。
文字の繋ぎ方と装飾の工夫
アルファベットサインを難読化・複雑化するもう一つの重要な要素が、文字同士の繋ぎ方と装飾的なラインです。
まず文字の繋ぎ方については、筆記体の考え方を応用すると良いでしょう。
筆記体はアルファベットを続け書きする書体ですが、サインではさらにそれを崩して、全ての文字を一筆描きのように繋げてしまいます。
例えば「Taro」という名前をサインにする場合、Tから最後のoまでペンを離さずに連続で書き、そのまま最後に一筆で横線やループを描いて締めくくる、といった具合です。
文字間を繋げることでサイン全体が曲線的な一体感を帯び、単純にアルファベットを並べただけでは得られない複雑な線の重なりが生まれます。
また、こうした一筆書きのサインは文字数が多いほど線が長くなるため、偽造しようとするとどこかで線の流れを途切れさせてしまいがちです。
その僅かな途切れや違和感が偽造発見の手がかりになります。
次に装飾の工夫ですが、アルファベットサインではシンプルな線の延長や曲げが効果的な装飾になります。
例えば、苗字に含まれる“T”の横線を極端に長く引いて全体を貫くようなアンダーラインにするとか、最後の文字からスッと伸びる一本線でサイン全体を囲むような枠を作る、という方法です。
曲線で終わる文字であれば、その曲線を大きく膨らませて渦巻き状の飾りに発展させても良いでしょう。
頭文字を大きく誇張して他の文字を抱え込むようなデザインにする手もあります。
また、文字の上や下に一筋のラインを加えると、サインらしい雰囲気を演出しつつデザインの一体感も増します。
ただし、装飾をやりすぎると実用上書きにくくなるので、あくまでワンストロークで描ける簡単な線に留めるのがコツです。
長い直線や大きな曲線を一つ加えるだけでもサインの印象は大きく変わり、模倣を困難にできます。
実際に発生した偽造事例と教訓
アルファベットサインが狙われた例として、クレジットカードの不正使用事件が挙げられます。
実際、他人名義のカードに自分の署名を書き込んで買い物を試みた犯人が店員にサインの不一致を見抜かれ、逃走の末逮捕された事件もあります。
このケースでは犯人がカード名義とは異なる名前を書いてしまったため露見しましたが、仮に名義人と同じ名前を書かれていたらどうだったでしょうか。
署名が平凡なローマ字であれば、第三者でもそれらしく書けてしまう恐れがあります。
幸い多くの店舗ではカード裏面の署名と売上票の署名を照合するルールがありますが、それでもサインが簡単に模倣できるものであれば防犯効果は半減してしまいます。
この教訓から言えるのは、アルファベットサインこそ入念に工夫を凝らす必要があるということです。
単に名前をそのまま書くだけでは他人に書かれても区別がつかない可能性があるため、やはり独自の崩し・装飾が不可欠です。
また、最近世間を賑わせた事件では、有名アスリートの直筆サインを偽造してネットオークションで販売した例もありました。
この事件では犯人が実在のイベントに合わせてそれらしい偽サイン入りグッズを作成するという巧妙な手口でした。
幸い発覚して逮捕されましたが、ファンでなければ見分けがつかない程精巧な偽造だったと言われています。
こうした事例は「有名人のサインでも偽造され得る」ことを示すと同時に、オリジナリティ溢れるサインであっても油断できないことを教えてくれます。
そのため、自分のアルファベットサインについても常に最新の注意を払い管理することが大切です。
サインの現物(例えば署名した書類のコピーなど)をむやみに他人に渡さない、人前で署名するときは書き順を覚えられないよう素早く書く、といった配慮も時には必要でしょう。
特にビジネスの場では、署名欄のある書類が多く出回ります。
自分のサインをスキャンして勝手に電子文書に貼り付けられるようなリスクも考えられますので、電子化された書類には極力デジタル署名や押印を併用するなど、多層的な対策を取ると安心です。
いずれにせよ、アルファベットサインは手軽であるがゆえにリスクも内包していることを念頭に置き、自分だけの唯一無二のスタイルを確立しておきましょう。
漢字にしてもローマ字にしても、偽造防止を考慮した上でサインを考えるのは重要なこと。
特にパスポートのサイン作りは、一度登録すると長期間にわたって変更不可になってしまいますので、慎重に作る必要があります。
パスポートのサインでお悩みの方は、こちらに情報をまとめてあります。
3. サイン色紙用サイン
サイン色紙向け署名の特徴と偽造リスク
色紙に書くいわゆる「サイン色紙用」の署名は、芸能人やアーティスト、スポーツ選手などがファン向けに書く記念的なサインです。
これは本人にとってはファンサービスの一環ですが、その希少性ゆえに高値で取引されることも多く、偽造の対象となりやすい側面があります。
実際、ネットオークションやフリマアプリでは有名人の偽サイン色紙が出回り社会問題にもなっています。
このように、サイン色紙はコレクターズアイテムとしての価値があるぶん犯罪者にも狙われやすいのです。
サイン色紙用のサインは、実用的な署名とは異なり視覚的なインパクトやデザイン性が重視されます。
ファンに喜んでもらうため、通常の署名よりも大きく派手に崩した字形や、イラストを交えた凝ったサインを書く人も多いです。
そのため、一見すると非常に偽造しにくそうですが、注意しなければならないのは「見た目が派手=安全」ではないということです。
華やかなサインほど写真資料が出回りやすく、熱心な模倣犯にとっては練習の的になってしまう恐れもあります。
要するに、有名税とも言えますが、人気がある人ほどそのサインの画像や映像が世間に出回り、偽物作成の材料にされかねないのです。
従って、有名人でなくともサイン色紙用のサインを考える際には、誰かに真似されるリスクが常にあることを踏まえてデザインする必要があります。
偽造を防ぐデザインと書き方の工夫
サイン色紙用サインでは、個性を存分に発揮しつつ、その個性自体が偽造防止につながるようなデザインが理想です。
具体的には、以下のような工夫が考えられます。
- シンボルやロゴの導入:
自分だけのマークやイニシャルロゴをサインの一部に組み込む方法です。例えば名前とは別に星やハート、動物のイラストなどをワンポイントで描き添えると、それごとコピーしないと偽物にならないためハードルが上がります。プロ野球選手や漫画家などでも、サインにチームのロゴや作品のキャラクターを入れる人がいますが、それらは本人にしか描けない独特のタッチであることが多く、偽造防止に役立っています。 - 筆記体+崩し字のミックス:
姓はアルファベット筆記体、名は崩し漢字、といったように異なる文字体系を組み合わせる手法です。これにより、一度見ただけでは構造が把握しづらいサインになります}。混合サインは複雑になりすぎる懸念もありますが、本当にその人にしか再現できない固有のサインになるというメリットもあります。 - 大胆な省略と誇張:
色紙サインでは判読性は二の次なので、思い切って文字の半分以上を省略したり、逆に一部の線だけを極端に長く伸ばすといった大胆なデザインも可能です。極端にデフォルメされたサインは唯一無二の「絵」に近くなり、文字として模倣するのは困難です。ただしどの線がどの文字に相当するか、自分では把握しておきましょう。
以上のような工夫を組み合わせれば、サイン色紙に相応しい芸術性と偽造耐性を両立できるでしょう。
重要なのは、見る人に「あなただからこそのサインだ」と思わせることです。
そう感じさせることができれば、裏を返せば他人には到底真似できないということになります。
署名時に使うインク・ペンの種類に関するアドバイス
サイン色紙に署名する際の筆記具の選択も、偽造対策の一部と考えられます。
まず、色紙サインでは太くはっきりした線が出るペンを選ぶのが一般的です。
太字の油性マーカーや筆ペンで書かれたサインは、線にメリハリがあり躍動感が伝わりますが、これにはもう一つ利点があります。
線の太細やインクの濃淡が出やすい道具を使うと、筆跡の個性が際立つという点です。
例えば筆圧の強弱によって微妙に太さが変わるマーカーや、角度によってかすれが出る筆ペンなどは、書き手の癖がインクの濃淡として現れます。
偽造者が仮に同じペンを使っても、筆圧のかけ方やスピードまで再現するのは難しく、本物と全く同じ線質にはなりません。
また、サイン色紙には消えないインクを使うことも大前提です。
万が一色紙が第三者の手に渡った際、消せるペンで書いてあると内容を書き換えられてしまう危険すらあります。
油性のマッキーやポスカなど、耐光性・耐水性に優れたペンでサインするようにしましょう。
インクの色も、あえて複数色を使い分けるのも一法です。
例えば名前部分は黒、イラスト部分は赤、と決めておけば、偽造する側は同じ二色を用意しなければいけませんし、配色パターンが違えば一目で偽物と分かります。
ただしサイン色紙の場合、基本的にはシンプルに一色で書く人が多いので、無理に色を増やす必要はありません。
どうしても気になる場合に限定しましょう。
さらに、サイン色紙用サインでは場合によってスタンプ(印章)を併用するのも効果的です。
書画の世界では落款印をサイン代わりに押す習慣がありますが、同様に自分だけの印鑑をサイン横に捺印しておけば、それ込みで初めて「完成形」となります。
第三者がサイン部分をコピーしても印影までは偽造できないため、少なくとも本人の押印がないものは偽物と断定できます。
ただし、この方法はサインというより認証システム寄りになりますし、色紙にスタンプを押すのはスペースや見栄えの問題もあるので、人を選ぶ対策です。
個性を持たせつつ偽造を防ぐためのポイント
サイン色紙用のサインでは、とにかく自分の個性を大切にすることが基本です。
自分にしか生み出せないデザインであればあるほど、偽造は難しくなります。
しかし個性にこだわるあまり複雑怪奇になりすぎても、ファンにとっては何が書いてあるか全く分からず魅力が半減してしまいます。
そこで、偽造防止と視覚的な魅力のバランスを取るために、以下の点を意識しましょう。
- 一貫性を保つ:
サインの際、毎回決まった書き方・順序で署名する習慣をつけます。色紙用サインも例外ではなく、イベントごとにデザインを変えたりせず、常に同じスタイルで書きましょう。これにより自分の中で型が確立し、偽造品との微妙な違いにも気づきやすくなります。 - 必要以上に公開しない:
ファンに届けるサイン色紙以外では、むやみに自分のサインを書いて見せたり公開したりしない方が賢明です。SNSにサイン画像を載せる場合も、高解像度だと偽造の材料にされかねません。適度に縮小する、透かし(ウォーターマーク)を入れるなど工夫しましょう。 - 万一に備え証拠を残す:
もし自分のサイン色紙が偽造され出回った場合に備え、本物の証拠を保持しておくことも重要です。サインを書いている様子を写真や動画で記録しておいたり、サインを書いた色紙の裏に日付や宛名を書いておくなどです。そうすれば、いざというとき自分が本物の書き手であることを証明できます。
以上のような対策を講じれば、サイン色紙用のサインも安心してファンに届けることができるでしょう。
せっかくの直筆サインが偽物騒動に巻き込まれてしまっては悲しいものです。
自分の描いたサインに責任と誇りを持ち、その価値を守るための工夫を怠らないようにしましょう。
まとめ
サインは単なる文字ではなく、自分自身を表すアイデンティティの一部です。
同時に、安全を守る鍵でもあります。
漢字サインであれアルファベットサインであれ、そして色紙用サインであれ、共通して言えるのは「唯一無二」であることの重要性です。
他の誰とも似ていないサインを生み出し、それを長年にわたり使い続けることで、初めて強固なセキュリティ効果が生まれます。
今回紹介したポイントを参考に、自分らしさと安全性を兼ね備えた理想のサインを作り上げてください。